第3回 会津発見塾 (サプライズあり) - 2012.06.22 Fri
おとなりの山都公民館の主催事業「会津発見塾」。
1回目も2回目もゲスト参加させていただいてたのですが、今回の3回目は僭越ながら「講師」という立場で参加させていただきました。
なんで私なんぞが講師なのかといいますと、3回目のテーマは「高郷地区の自然、歴史と地域の取り組み」でして、今月始めに当グリーンツー協議会でおこなった「越後街道探索ウォーク」で私が調べたものが、ちょうどその内容にマッチしていたからなのでした。

まずは高郷町一竿(ひとさお)にある塚越冨五郎の慰霊碑へ。ここは入り口に小さな看板しかないのでほとんどの人が知らない場所です。
「越後街道探索ウォーク」ではコースが対岸でしたので向こう岸からの説明のみでした。

徳川幕府重臣・小栗上野介の家臣だった塚越冨五郎の慰霊碑。塚越冨五郎は上州、いまの群馬県の侍ですが、西軍がその知恵と胆力を恐れ無抵抗の小栗上野介を斬首したのを受け、「罪のない小栗の殿様を殺した西軍に一矢報いたい」と会津軍に加わり、この地で戦死したのだそうです。この事実がはっきりしたのは昭和63年、言ってみればまだつい最近のことです。

忠義の中でその若い命を散らした塚越冨五郎もですが、その塚越が仕えた小栗上野介が私の大好きな人物でして、ついつい説明に力が入ってしまいます(苦笑)。
バルチック艦隊を破った東郷平八郎曰く「ロシアに勝利できたのは海軍造船所をつくった小栗のおかげ」。今我々が「日本人」として存在できてる、その貢献度大の偉人の一人なんですよね。

そして塩坪橋へ移動し、橋の上から世界的な発見「アイヅタサトカイギュウ」の化石が出た場所や、セイウチ(イマゴタリア)やクジラの化石が出土した場所を私の資料で確認しました。

そしてここは越後街道ウォークの時と同様、西羽賀集落の斉藤家で、江戸末期の西羽賀村絵図をまたまた見せていただきました。



今回は現在斉藤さんが営んでおられる造り酒屋「会津錦」の酒蔵も見せていただきました。

このタンクはなんと!一升瓶2万本の酒が入るタンクです。

会津錦の銘柄のひとつ「こでらんに」のタンク。「こでんらんに」とは「たまらない」の意。
斉藤さんの「会津錦」の詳細、注文は→こちらをクリック
そしてカイギュウランドへ移動。
降りると、横には黒塗りの車もあり、なにやらものものしい雰囲気。。。。あれ?喜多方市長さんらしき姿も。
私は当日の行程変更依頼がきたとき聞いてたので実は知ってたのですが、ここで参加者にはサプライズ。

我々一団はいったん中に通され、

そこでお盆に並べられた入館チケットをくじ引きのように選びます。
なんと、我々のパーティーの入館で、カイギュウランドの入館者数が1万人を達成したのでした。

そして、見事1万人目の印字つきのチケットを引き当てたのは、、、、木曽の小沢宏子さんでした!
小沢さんは発見塾皆勤賞、グリーンツーの越後街道にも参加してくれた方です。


すぐ、もう一度外に出て、1万人達成のセレモニー開始。





1万人目の小沢さんにはウバトリガイとエゾイシカケガイの本物の化石、サメの歯の化石のレプリカ、そして記念パネルが贈呈されました。また前後賞の小池千代子さんと菅沼チエ子さんには、ふれあいランド高郷の入場券が贈られました。




福島民報さんも福島民友さんも取材に来られていたので、今日の朝刊でご覧になった方も多いのではないでしょうか?

そしてまず15分ほどの映像を観たあと、解説員の丁寧な解説付で館内を見学。

このカイギュウランドは、廃校となった学校の校舎にあり、高郷の地形地質や、化石、鉱物、クジラやカイギュウについてとてもわかりやすく展示されていて、高郷は化石界では有名なスポットであることもあり、個人的にはもっともっと入館者が増えてもいいんじゃないかと思います。
常設展示のほかに、化石発掘体験や各種イベントを行っています。
カイギュウランドたかさと
〒969-4311 福島県喜多方市高郷町西羽賀和尚堂3163
℡0241-44-2024
休館日 月曜日(月曜が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)

そして化石発掘体験の前に昼食。

レストラン森の豪華弁当。
和風レストラン森
高郷村商工会館隣
0241-44-2171

そして午後からは化石発掘体験へ。



あらかじめ、スタッフが現場から搬入しておいてくれた化石の入ってる石をみんな思い思いにチョイスし、割って探していきます。


そして化石発掘体験も終え、その後には講師に磐見の物江さんを招き、絶滅危惧種の貴重なチョウ、「キマダラルリツバメ」のレクチャー。

その後、物江さんの桐林へ実際にキマダラルリツバメを探しに。


キマダラルリツバメの生息環境として、桐や桑などの古木があって、下草が整備されてないこと、そして何より、キマダラルリツバメの幼虫が育つには絶対必須のアリ、「ハリブトシリアゲアリ」がいること、が条件になります。


これが共生関係のハリブトシリアゲアリ。このアリがキマダラルリツバメの幼虫にえさを与え、育てるのです。

この日は肌寒く、どんより曇っていて、条件が悪く、残念ながらキマダラルリツバメの姿は確認できませんでした。
物江さんから飛んでるのを確認できたら連絡もらって再度観察に行く予定です。

そして最後に「きたかたの幸水」として販売もされている塔ノ窪の水を飲みに行きました。

塔ノ窪には、1000万年前からの贈り物、硬度112mg/lの水が湧き出ています。

そして今日の全行程終了。
私は会津錦・斉藤さんからいただいた「こでらんに」無濾過生原酒を手土産に。
昨夜のうちに空になったのはいうまでもありません(笑)。
1回目も2回目もゲスト参加させていただいてたのですが、今回の3回目は僭越ながら「講師」という立場で参加させていただきました。
なんで私なんぞが講師なのかといいますと、3回目のテーマは「高郷地区の自然、歴史と地域の取り組み」でして、今月始めに当グリーンツー協議会でおこなった「越後街道探索ウォーク」で私が調べたものが、ちょうどその内容にマッチしていたからなのでした。

まずは高郷町一竿(ひとさお)にある塚越冨五郎の慰霊碑へ。ここは入り口に小さな看板しかないのでほとんどの人が知らない場所です。
「越後街道探索ウォーク」ではコースが対岸でしたので向こう岸からの説明のみでした。

徳川幕府重臣・小栗上野介の家臣だった塚越冨五郎の慰霊碑。塚越冨五郎は上州、いまの群馬県の侍ですが、西軍がその知恵と胆力を恐れ無抵抗の小栗上野介を斬首したのを受け、「罪のない小栗の殿様を殺した西軍に一矢報いたい」と会津軍に加わり、この地で戦死したのだそうです。この事実がはっきりしたのは昭和63年、言ってみればまだつい最近のことです。

忠義の中でその若い命を散らした塚越冨五郎もですが、その塚越が仕えた小栗上野介が私の大好きな人物でして、ついつい説明に力が入ってしまいます(苦笑)。
バルチック艦隊を破った東郷平八郎曰く「ロシアに勝利できたのは海軍造船所をつくった小栗のおかげ」。今我々が「日本人」として存在できてる、その貢献度大の偉人の一人なんですよね。

そして塩坪橋へ移動し、橋の上から世界的な発見「アイヅタサトカイギュウ」の化石が出た場所や、セイウチ(イマゴタリア)やクジラの化石が出土した場所を私の資料で確認しました。

そしてここは越後街道ウォークの時と同様、西羽賀集落の斉藤家で、江戸末期の西羽賀村絵図をまたまた見せていただきました。



今回は現在斉藤さんが営んでおられる造り酒屋「会津錦」の酒蔵も見せていただきました。

このタンクはなんと!一升瓶2万本の酒が入るタンクです。

会津錦の銘柄のひとつ「こでらんに」のタンク。「こでんらんに」とは「たまらない」の意。
斉藤さんの「会津錦」の詳細、注文は→こちらをクリック
そしてカイギュウランドへ移動。
降りると、横には黒塗りの車もあり、なにやらものものしい雰囲気。。。。あれ?喜多方市長さんらしき姿も。
私は当日の行程変更依頼がきたとき聞いてたので実は知ってたのですが、ここで参加者にはサプライズ。

我々一団はいったん中に通され、

そこでお盆に並べられた入館チケットをくじ引きのように選びます。
なんと、我々のパーティーの入館で、カイギュウランドの入館者数が1万人を達成したのでした。

そして、見事1万人目の印字つきのチケットを引き当てたのは、、、、木曽の小沢宏子さんでした!
小沢さんは発見塾皆勤賞、グリーンツーの越後街道にも参加してくれた方です。


すぐ、もう一度外に出て、1万人達成のセレモニー開始。





1万人目の小沢さんにはウバトリガイとエゾイシカケガイの本物の化石、サメの歯の化石のレプリカ、そして記念パネルが贈呈されました。また前後賞の小池千代子さんと菅沼チエ子さんには、ふれあいランド高郷の入場券が贈られました。




福島民報さんも福島民友さんも取材に来られていたので、今日の朝刊でご覧になった方も多いのではないでしょうか?

そしてまず15分ほどの映像を観たあと、解説員の丁寧な解説付で館内を見学。

このカイギュウランドは、廃校となった学校の校舎にあり、高郷の地形地質や、化石、鉱物、クジラやカイギュウについてとてもわかりやすく展示されていて、高郷は化石界では有名なスポットであることもあり、個人的にはもっともっと入館者が増えてもいいんじゃないかと思います。
常設展示のほかに、化石発掘体験や各種イベントを行っています。
カイギュウランドたかさと
〒969-4311 福島県喜多方市高郷町西羽賀和尚堂3163
℡0241-44-2024
休館日 月曜日(月曜が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)

そして化石発掘体験の前に昼食。

レストラン森の豪華弁当。
和風レストラン森
高郷村商工会館隣
0241-44-2171

そして午後からは化石発掘体験へ。



あらかじめ、スタッフが現場から搬入しておいてくれた化石の入ってる石をみんな思い思いにチョイスし、割って探していきます。


そして化石発掘体験も終え、その後には講師に磐見の物江さんを招き、絶滅危惧種の貴重なチョウ、「キマダラルリツバメ」のレクチャー。

その後、物江さんの桐林へ実際にキマダラルリツバメを探しに。


キマダラルリツバメの生息環境として、桐や桑などの古木があって、下草が整備されてないこと、そして何より、キマダラルリツバメの幼虫が育つには絶対必須のアリ、「ハリブトシリアゲアリ」がいること、が条件になります。


これが共生関係のハリブトシリアゲアリ。このアリがキマダラルリツバメの幼虫にえさを与え、育てるのです。

この日は肌寒く、どんより曇っていて、条件が悪く、残念ながらキマダラルリツバメの姿は確認できませんでした。
物江さんから飛んでるのを確認できたら連絡もらって再度観察に行く予定です。

そして最後に「きたかたの幸水」として販売もされている塔ノ窪の水を飲みに行きました。

塔ノ窪には、1000万年前からの贈り物、硬度112mg/lの水が湧き出ています。

そして今日の全行程終了。
私は会津錦・斉藤さんからいただいた「こでらんに」無濾過生原酒を手土産に。
昨夜のうちに空になったのはいうまでもありません(笑)。