6月21日19:30~ サンドラムライブ in 旧山都第三小学校 - 2014.05.28 Wed
6月21-22日開催の「雑穀おむすびの結その2」のご案内の中でもちょっと触れましたが、おむすびの結に参加してくださる太鼓と唄とダンスの超次元セレモニーバンド「SUNDRUM」の方々が、夜に旧山都第三小学校にてライブを行います。
SUNDRUM HPは→こちらをクリック
おむすびの結の参加者はもちろんみんなでライブを聴きにいく予定ですが、ライブだけ聴きに来てくださる方、大歓迎なので、ぜひみなさんお誘いあわせの上、一ノ木の旧山都第三小学校へお越しください。
入場料は無料です。(投げ銭式)

ちなみにSUNDRUMというバンドはこんな感じです。↓
山都の熱い夜をみんなで楽しみましょう!!!
SUNDRUM HPは→こちらをクリック
おむすびの結の参加者はもちろんみんなでライブを聴きにいく予定ですが、ライブだけ聴きに来てくださる方、大歓迎なので、ぜひみなさんお誘いあわせの上、一ノ木の旧山都第三小学校へお越しください。
入場料は無料です。(投げ銭式)

ちなみにSUNDRUMというバンドはこんな感じです。↓
山都の熱い夜をみんなで楽しみましょう!!!
第60回 飯豊の集い - 2014.05.27 Tue
第22回 飯豊山山開き - 2014.05.27 Tue
6月21~22日 雑穀おむすびの結その2 田植え 参加者募集! - 2014.05.21 Wed

拡大印刷用PDFは→こちらをクリック
「雑穀おむすびの結」の第2回を6月に行います。
今回は4月に種まきしたお米の苗の田植え、雑穀の苗植え、梅干しづくりなどです。
大体のスケジュールは
6/21
13:40 山都駅集合後、畑へ
14:00 雑穀の苗植え
17:00 苗植え作業終了
17:30 いいでのゆ
18:30 食事つくり(簡単なおむすびなど)、軽く夕食。
19:30 太鼓と唄とダンスの超次元セレモニーバンド「SUNDRUM」ライブ。 於:旧山都第三小学校体育館
21:00 黒森山荘、交流会。
黒森山荘泊まり
6/22
6:00 起床
7:00 朝食
8:00 田植え(一ノ木の田んぼ)
11:30 作業終了
12:00 一ノ木・竜胆(りんどう)そばにて昼食
13:00 黒森山荘にて梅干しづくり
15:00 梅干しづくり終了
15:30 山都駅着 解散
参加費は
2日間フル参加(1泊3食付) 7000円
雑穀苗植えからライブまでご参加 1,000円
初日夜から参加(宿泊あり) 6,000円
田植えからそばまで 2,500円
田植えから梅干し作りまで 4,500円
梅干しつくりのみ 2,500円
ライブのみ 無料(投げ銭)
・雑穀について
今年栽培する雑穀は、高キビ、もちキビ、もちアワ、うるちアワ、シコクビエ、ヒエ、アマランサス、エゴマです。
初日に苗植えを行います。
・田植えについて
種まきした田んぼに、苗床で育った苗をはがし取り、イセヒカリの苗を植えていきます。
定板(じょうばん)という木でできた真っ直ぐ植えるための道具を使って皆で植えていきます。
・今回つくる梅干しについて
無農薬栽培の梅を「海の精」という塩で漬けます。
海の精は、海水から作ったミネラルの結晶塩で、ナトリウムはもちろん、その他の体にとって必要なカルシウムや、マグネシウム、カリウムその他のミネラルを程よく含んでいるので、美味しく、甘味やまろやかさを感じられる塩です。
会津は湿気があり、カビ易いので失敗しない塩分20%の昔ながらの漬け方です。
7月の一年のうちで太陽のエネルギーが最も強く地球に届く土用の時期に約3日間天日干しにして、陽性のエネルギーをいただきます。
赤じそを入れるのは、収穫の時期的に梅漬けのあとになりますが、赤じそも入れて鮮やかに赤く染まった梅干しができます。
できた梅干しはお一人1kgお渡しします。(お渡しできるのは8月以降、郵送の場合は送料ご負担いただきます。)
・ライブについて
今回初日の雑穀苗植えに参加してくださる「SUNDRUM」というバンドのメンバーがその夜、一ノ木の旧山都第三小学校体育館でスペシャルライブを行います。
入場無料です。
これについては後日詳細をお知らせしますので、雑穀おむすびに参加しない方でも、ライブに是非ご参加ください。
飯豊講中 道者姿 - 2014.05.20 Tue
芽が出ました - 2014.05.20 Tue
山都六観音ウォーク 無事終了しました。 - 2014.05.19 Mon
いろんな仕事が舞い込んで、今週末に迫った越後街道の第1回の資料作成が終わっておらずとってもあせっているのですが(苦笑)、六観音の報告はまだかと各方面からのプレッシャーがきつくなってきたので、ここにさらっと報告させていただきます。

今回は会津からよりも中通りやいわきからの参加者が多く、20名もの方にご参加いただきました。
とてもうれしく思います。
六観音信仰とは、地獄界(聖観音)、餓鬼界(千手観音)、畜生界(馬頭観音)、修羅界(十一面観音)、人間界(准胝(じゅんでい)観音)、天界(如意輪観音)の六道輪廻に苦しむ人々を救う観音様信仰です。
山都地区には、川隅、藤沢、本木、賢谷、背戸尻、一ノ戸の「上郷六観音」と、寺内、下村、上林、舘原、広野、舟岡の「下郷六観音」があり、今回はこのうち「下郷六観音」を巡りました。

寺内の泉福寺には下郷六観音の御詠歌を刻した版木がかつて保管されていたそうで、それによると正式には一番寺内、二番下村、三番上林、四番舘原、五番広野、六番舟岡の順番ですが、今回はコースレイアウトの都合上、四番舘原からまわりました。
トータルでだいたい11㎞くらいの行程です。


配布資料にコース地図も添付しましたが、見なくても歩けるよう、間違えやすいコーナーには小麦粉でマーキングしました。




1.舘原
あがわより 十一面にかがやきて 龍沢山のたてのはらかな (久昌寺観音堂)
舘原の久昌寺は、曹洞宗通幻派に属し、西会津町松尾真福寺の末寺で、新編会津風土記には「天正14年(1586)幽禅と云僧の開基なりと云」とあります。
またその文には「観音堂、客殿の東にあり、十一面観音を安ず、」ともあります。



観音堂に安置されている「木造十一面観世音菩薩坐像」。
福島県重要文化財指定。坐像底部の銘によると、北朝 康安2年(1362)作。
道円の作といわれ、元は西会津・真福寺にあったものが、この久昌寺に移されたとのことです。

2.広野
広野山 如意輪堂の鐘の夢 女人成仏 和泉そ聞こゆる (東福寺観音)
広野の東福寺は、真言宗に属し、府下道場小路観音寺の末寺で、新編会津風土記には「開基の年代詳ならず、天文十三年善有と云僧再興す、」とあります。
ただ、「広野東福寺調」には「東福寺開山 教言 天文三年(1534)逝去」とあるので、開基はさらにさかのぼるのかもしれません。
本堂内左に「如意輪堂」があります。



東福寺 如意輪観音

東福寺のご住職に貴重なお話をうかがいました。


1910年の完成時、東洋一の規模を誇った一の戸橋梁。
「日本の橋 100選」、そして経産省の「近代化産業遺産」にも認定されています。
また、SLはじめ汽車がこの橋を通るときに奏でる哀愁の走行音は「うつくしまの音30景」にも選ばれています。
そんな橋梁の真下をくぐって次の舟岡へ。




この日は快晴無風の最高のウォーキング日和。
ところどころで見える飯豊山に参加者から感嘆の声があがっていました。


3. 舟岡
しゅんていの 救誓の舟の岡寺に 慈悲観音へ参る身なれば (正福寺観音堂)

この舟岡の観音堂については詳しい由緒を記した文献はほとんどなく、新編会津風土記にもたった一行「寺院 観音堂 境内にあり」とだけ記述があるのみです。

舟岡・正福寺観音堂 准胝(じゅんてい)観音

舟岡では集落の人のご厚意で、貴重な観音様の御開帳だけでなく、サイダーとおせんべいがふるまわれました。
感謝、感謝。

この舟岡から眺める飯豊連峰はほんとうに素晴らしいです。


小布瀬原を通り、和尚山の東側を通って寺内に向かいます。




和尚山から寺内側に出たこのあたりも飯豊山がきれいな隠れたスポットです。
4.寺内
極楽へ 千手観音道引きて 寺の内より弥陀の浄土へ (泉福寺観音)
寺内の泉福寺は、県重要文化財の大日如来坐像をはじめ貴重な仏像・仏具が数多くある山都の代表的なお寺です。
浄土宗に属し、喜多方小田付光徳寺の末寺で、新編会津風土記には「弘安六年(1283)光徳寺の僧空行、此に来り一宇を造営し、行基作の無量寿仏と、運慶作の大日の像を安置すと云、」とあります。
ただ、大日如来像は現在県立博物館の方で保管されておりまた、観音像はその存在自体を確認できませんでした。
なので、今回は泉福寺境内にある貴重な文化財等を見学しました。


アーンク供養塔(喜多方市指定重要文化財)
自然石に大きく一字、真言宗胎蔵界大日如来の象徴「アーンク」の文字が彫り込まれています。
敷石の側面には「天保十一年(1840)庚子年四月」の文字があり、種字だけが刻まれた供養塔は山都地区にはこれ一基だけしかない貴重なものです。

梵鐘(喜多方市指定重要文化財)
天明二年(1782)の鋳造で、ご多分に漏れず、この梵鐘も戦時中に接収されるところであったのを、住職の奔走により、その歴史的価値が認められ、現在にもしっかりと保存されています。
よくみると開山草創の由来、鐘声の功徳、寄進者等の銘文が刻まれています。

参加者の一人に代表していただき、鐘を突いてもらいました。
素晴らしい音色でした。

5.下村
いく度も 聖観音へ参りきて たすけ給へと願う下むら (下村観音堂)

ここ下村の観音堂も、詳しい由緒を記した文献はほとんどなく、新編会津風土記にも「観音堂 村中にあり、建立の年代詳ならず、村民の持なり、」とだけ記述があるのみだったんですが、下村の方に集落に伝わる貴重なお話をうかがい、知識を深めることができました。


下村観音堂 聖観音坐像

6.上林
ちはやぶる 上の林は観世おん 未来たすけの馬頭観音 (森山家観音堂)
ここ上林(かんばやし)の観音堂は、新編会津風土記、会津鑑には記述はみつけられませんでした。
森山家個人の所有だからだと思われます。
今回は特別に公開していただきました。
ここ上林からの参加者が「初めて内部に入った」とおっしゃったのが印象的でした。






集落の方々には観音様よりも「お不動様」として親しまれているそうで、なるほど中央には不動明王の像があり、今回の目的の観音様は一番左に安置されていました。


上林・森山家観音堂 馬頭観音坐像

各集落の方々のご協力をいただいて六観音を巡り、あらためて山都に残る信仰の篤さ、守っている人々のご苦労、信心深さなどに触れ、とても有意義なイベントとなりました。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。
参加された方のほとんどが会津以外にお住まいというのも興味深かったです。
今後も山都の歴史、民俗について掘り下げていきたいですね。
◎参考文献
山都町史 第三巻 民俗編
山都町史 資料集第十集 寺社と信仰
新編会津風土記(耶麻郡之十三)
会津鑑(巻之四十一)
山都町の文化財 第二集
久昌寺 旧木曽組山都観音霊場パンフレット

今回は会津からよりも中通りやいわきからの参加者が多く、20名もの方にご参加いただきました。
とてもうれしく思います。
六観音信仰とは、地獄界(聖観音)、餓鬼界(千手観音)、畜生界(馬頭観音)、修羅界(十一面観音)、人間界(准胝(じゅんでい)観音)、天界(如意輪観音)の六道輪廻に苦しむ人々を救う観音様信仰です。
山都地区には、川隅、藤沢、本木、賢谷、背戸尻、一ノ戸の「上郷六観音」と、寺内、下村、上林、舘原、広野、舟岡の「下郷六観音」があり、今回はこのうち「下郷六観音」を巡りました。

寺内の泉福寺には下郷六観音の御詠歌を刻した版木がかつて保管されていたそうで、それによると正式には一番寺内、二番下村、三番上林、四番舘原、五番広野、六番舟岡の順番ですが、今回はコースレイアウトの都合上、四番舘原からまわりました。
トータルでだいたい11㎞くらいの行程です。


配布資料にコース地図も添付しましたが、見なくても歩けるよう、間違えやすいコーナーには小麦粉でマーキングしました。




1.舘原
あがわより 十一面にかがやきて 龍沢山のたてのはらかな (久昌寺観音堂)
舘原の久昌寺は、曹洞宗通幻派に属し、西会津町松尾真福寺の末寺で、新編会津風土記には「天正14年(1586)幽禅と云僧の開基なりと云」とあります。
またその文には「観音堂、客殿の東にあり、十一面観音を安ず、」ともあります。



観音堂に安置されている「木造十一面観世音菩薩坐像」。
福島県重要文化財指定。坐像底部の銘によると、北朝 康安2年(1362)作。
道円の作といわれ、元は西会津・真福寺にあったものが、この久昌寺に移されたとのことです。

2.広野
広野山 如意輪堂の鐘の夢 女人成仏 和泉そ聞こゆる (東福寺観音)
広野の東福寺は、真言宗に属し、府下道場小路観音寺の末寺で、新編会津風土記には「開基の年代詳ならず、天文十三年善有と云僧再興す、」とあります。
ただ、「広野東福寺調」には「東福寺開山 教言 天文三年(1534)逝去」とあるので、開基はさらにさかのぼるのかもしれません。
本堂内左に「如意輪堂」があります。



東福寺 如意輪観音

東福寺のご住職に貴重なお話をうかがいました。


1910年の完成時、東洋一の規模を誇った一の戸橋梁。
「日本の橋 100選」、そして経産省の「近代化産業遺産」にも認定されています。
また、SLはじめ汽車がこの橋を通るときに奏でる哀愁の走行音は「うつくしまの音30景」にも選ばれています。
そんな橋梁の真下をくぐって次の舟岡へ。




この日は快晴無風の最高のウォーキング日和。
ところどころで見える飯豊山に参加者から感嘆の声があがっていました。


3. 舟岡
しゅんていの 救誓の舟の岡寺に 慈悲観音へ参る身なれば (正福寺観音堂)

この舟岡の観音堂については詳しい由緒を記した文献はほとんどなく、新編会津風土記にもたった一行「寺院 観音堂 境内にあり」とだけ記述があるのみです。

舟岡・正福寺観音堂 准胝(じゅんてい)観音

舟岡では集落の人のご厚意で、貴重な観音様の御開帳だけでなく、サイダーとおせんべいがふるまわれました。
感謝、感謝。

この舟岡から眺める飯豊連峰はほんとうに素晴らしいです。


小布瀬原を通り、和尚山の東側を通って寺内に向かいます。




和尚山から寺内側に出たこのあたりも飯豊山がきれいな隠れたスポットです。
4.寺内
極楽へ 千手観音道引きて 寺の内より弥陀の浄土へ (泉福寺観音)
寺内の泉福寺は、県重要文化財の大日如来坐像をはじめ貴重な仏像・仏具が数多くある山都の代表的なお寺です。
浄土宗に属し、喜多方小田付光徳寺の末寺で、新編会津風土記には「弘安六年(1283)光徳寺の僧空行、此に来り一宇を造営し、行基作の無量寿仏と、運慶作の大日の像を安置すと云、」とあります。
ただ、大日如来像は現在県立博物館の方で保管されておりまた、観音像はその存在自体を確認できませんでした。
なので、今回は泉福寺境内にある貴重な文化財等を見学しました。


アーンク供養塔(喜多方市指定重要文化財)
自然石に大きく一字、真言宗胎蔵界大日如来の象徴「アーンク」の文字が彫り込まれています。
敷石の側面には「天保十一年(1840)庚子年四月」の文字があり、種字だけが刻まれた供養塔は山都地区にはこれ一基だけしかない貴重なものです。

梵鐘(喜多方市指定重要文化財)
天明二年(1782)の鋳造で、ご多分に漏れず、この梵鐘も戦時中に接収されるところであったのを、住職の奔走により、その歴史的価値が認められ、現在にもしっかりと保存されています。
よくみると開山草創の由来、鐘声の功徳、寄進者等の銘文が刻まれています。

参加者の一人に代表していただき、鐘を突いてもらいました。
素晴らしい音色でした。

5.下村
いく度も 聖観音へ参りきて たすけ給へと願う下むら (下村観音堂)

ここ下村の観音堂も、詳しい由緒を記した文献はほとんどなく、新編会津風土記にも「観音堂 村中にあり、建立の年代詳ならず、村民の持なり、」とだけ記述があるのみだったんですが、下村の方に集落に伝わる貴重なお話をうかがい、知識を深めることができました。


下村観音堂 聖観音坐像

6.上林
ちはやぶる 上の林は観世おん 未来たすけの馬頭観音 (森山家観音堂)
ここ上林(かんばやし)の観音堂は、新編会津風土記、会津鑑には記述はみつけられませんでした。
森山家個人の所有だからだと思われます。
今回は特別に公開していただきました。
ここ上林からの参加者が「初めて内部に入った」とおっしゃったのが印象的でした。






集落の方々には観音様よりも「お不動様」として親しまれているそうで、なるほど中央には不動明王の像があり、今回の目的の観音様は一番左に安置されていました。


上林・森山家観音堂 馬頭観音坐像

各集落の方々のご協力をいただいて六観音を巡り、あらためて山都に残る信仰の篤さ、守っている人々のご苦労、信心深さなどに触れ、とても有意義なイベントとなりました。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。
参加された方のほとんどが会津以外にお住まいというのも興味深かったです。
今後も山都の歴史、民俗について掘り下げていきたいですね。
◎参考文献
山都町史 第三巻 民俗編
山都町史 資料集第十集 寺社と信仰
新編会津風土記(耶麻郡之十三)
会津鑑(巻之四十一)
山都町の文化財 第二集
久昌寺 旧木曽組山都観音霊場パンフレット
6月8日 飯豊山信仰「道者みち」ウォーク 参加者募集 - 2014.05.15 Thu
本当は先週行った会津発見塾第1回と、先週末の山都六観音ウォークのふたつのイベントの報告記事を書きたいのですが、来週以降のイベント準備が立て込んでまして。。。(苦笑)。
すでに1か月を切ってしまっているので、まずは6月のイベントのご案内を優先させていただきます。
昨年ご好評いただいた「山都の峠ウォーク(雙座松峠編)」。
昨年は雙座松峠から川吉集落に向かいましたが、今年は峠からは別の道を一郷集落へ向かい、その後、相川のおんば様まで歩きます。
この道はまさに飯豊山信仰の「道者みち」。
スタッフは当時の姿と同じ白装束を身にまとい、祈りをこめて歩きます。
また、白装束は数に若干の余裕があるため、参加される方の中で希望者がいれば貸し出しも可能です。
往時をしのびながら、いにしえの道をウォーキングしましょう!

印刷用拡大PDFは→ こちらをクリック
すでに1か月を切ってしまっているので、まずは6月のイベントのご案内を優先させていただきます。
昨年ご好評いただいた「山都の峠ウォーク(雙座松峠編)」。
昨年は雙座松峠から川吉集落に向かいましたが、今年は峠からは別の道を一郷集落へ向かい、その後、相川のおんば様まで歩きます。
この道はまさに飯豊山信仰の「道者みち」。
スタッフは当時の姿と同じ白装束を身にまとい、祈りをこめて歩きます。
また、白装束は数に若干の余裕があるため、参加される方の中で希望者がいれば貸し出しも可能です。
往時をしのびながら、いにしえの道をウォーキングしましょう!

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この時期しかみれない「逆さ飯豊」 - 2014.05.12 Mon
雑穀おむすびの結その1 (二日目) 種まき&山都花巡り - 2014.05.02 Fri
前回記事の続き、
雑穀おむすびの結その1 二日目の様子です。

前夜の宴の疲れも見せず、みんな元気に起床。
朝食は基本的に前夜の残りもので。

前日の餃子の具の残りにそば粉とモチキビを混ぜて焼いた「雑穀おやき」。
餃子同様、特製ニラソースをかけて食べると朝から幸せ感いっぱい(笑)。

そしていよいよ出陣。



これが今年、お米を育てる田んぼです。

準備体操。我らが「雑穀王子」のたまわく、おいしいお米や野菜を食べることだけが体にいいのではなく、田畑に出て、太陽の光を浴びて、おいしい空気を吸って、体を動かし、いい汗をかいて、収穫を祝うこと全てが健康につながるんだ、と。

田んぼにはもちろんまだ水を引いてなく、その中央部分で、種をまき、苗を育てます。

会津の言葉で水に浸漬することを「うるがす」というのですが、種もみをうるがしておいたものを蒔きます。

育てるお米の品種は「イセヒカリ」。
あまり聞きなれない名前だと思いますが、イセヒカリは、その名の通り、あの伊勢神宮の神に奉納するお米をつくっている「神田(しんでん)」で発見されたコシヒカリの突然変異種だそうで、コシヒカリよりも背が若干低く茎も太いそうで、そのおかげで倒れにくく、実際平成元年に伊勢地方を襲った台風の際、コシヒカリはすべて倒れてしまったのに、イセヒカリは倒れなかったそうです。
味もコシヒカリ以上とのウワサ。楽しみですね。





みんなで種まき。





ただ上から蒔いただけでは種がどうしても偏るので、その後、地道に一粒一粒なるべく間を保つように整えます。

この作業には「ゴール」はなく、みな黙々と「メディテーション」の世界に入っていきます(笑)。




福島市から参加のご家族が到着。一気ににぎやかになりました(笑)。

子供たちはミミズやカエル、甲虫類など畑周辺の生き物に興味津々。


そして、種の上に一の戸川の河原からとってきた砂をかけます。















そして覆砂したのちに、短く切ったわらで覆います。




わらをかぶせたのち、鳥よけの糸を張って完成。


種まき作業終了。あとは「めよでろ」「めよでろ」と歌いかけるのみです。

お昼は以前ご紹介したこともある「飯豊 龍胆(りんどう)そば」(こちらをクリック)にて。



おなかがいっぱいになったあとは、「山都花巡り」。
龍ノ山に向かいました。

お目当てはイワウチワ。
今年も咲き乱れ、我々を楽しませてくれます。






昨年もイベントで案内しましたが、イワウチワの群落をさらに登っていくと、龍ノ平と呼ばれる付近は奇岩巨石でいっぱい。

このへんは「チャート」と呼ばれる堆積岩。
なんと1億5千万年~2億年前のもの。
山都のパワースポットのひとつです(笑)。


これも興味深い、祠のような岩の穴にローソクのように生えてる木です。

そして龍ノ山をあとにし、撫木のカタクリ群落へ。


ここのカタクリは年々増えてるような気がしますね。
私のカメラと腕では、カタクリの美しさがイマイチ表現できてませんが(苦笑)、参加者みなさん感嘆の声をあげていました。





「雑穀おむすびの結」シリーズ、今後のスケジュールは以下のとおりです。
その2 6月21-22日 田植え、雑穀苗植え、梅干しづくり
その3 7月20-21日 草取り、沢登り体験
その4 10月18-19日 稲刈り、雑穀収穫、そば打ち、民話巡り
その5 11月15-16日 脱穀、柿収穫、干し柿つくり、みそ用大豆収穫、雑穀料理教室
その6 12月13-14日 収穫祭、たくあん作り、刺身こんにゃく作り
その7 2月28日-3月1日 手前みそ作り
内容は多少変更あるかもしれませんが、日時は決定です。
それぞれ一か月前にはこのブログ上で詳細発表します。
1日のみや、1回のイベントのみの参加も大歓迎です(ただ、もし定員オーバーとなってしまった場合、フル参加の方を優先させていただく場合もあります)。
よろしくお願いいたします。
雑穀おむすびの結その1 二日目の様子です。

前夜の宴の疲れも見せず、みんな元気に起床。
朝食は基本的に前夜の残りもので。

前日の餃子の具の残りにそば粉とモチキビを混ぜて焼いた「雑穀おやき」。
餃子同様、特製ニラソースをかけて食べると朝から幸せ感いっぱい(笑)。

そしていよいよ出陣。



これが今年、お米を育てる田んぼです。

準備体操。我らが「雑穀王子」のたまわく、おいしいお米や野菜を食べることだけが体にいいのではなく、田畑に出て、太陽の光を浴びて、おいしい空気を吸って、体を動かし、いい汗をかいて、収穫を祝うこと全てが健康につながるんだ、と。

田んぼにはもちろんまだ水を引いてなく、その中央部分で、種をまき、苗を育てます。

会津の言葉で水に浸漬することを「うるがす」というのですが、種もみをうるがしておいたものを蒔きます。

育てるお米の品種は「イセヒカリ」。
あまり聞きなれない名前だと思いますが、イセヒカリは、その名の通り、あの伊勢神宮の神に奉納するお米をつくっている「神田(しんでん)」で発見されたコシヒカリの突然変異種だそうで、コシヒカリよりも背が若干低く茎も太いそうで、そのおかげで倒れにくく、実際平成元年に伊勢地方を襲った台風の際、コシヒカリはすべて倒れてしまったのに、イセヒカリは倒れなかったそうです。
味もコシヒカリ以上とのウワサ。楽しみですね。





みんなで種まき。





ただ上から蒔いただけでは種がどうしても偏るので、その後、地道に一粒一粒なるべく間を保つように整えます。

この作業には「ゴール」はなく、みな黙々と「メディテーション」の世界に入っていきます(笑)。




福島市から参加のご家族が到着。一気ににぎやかになりました(笑)。

子供たちはミミズやカエル、甲虫類など畑周辺の生き物に興味津々。


そして、種の上に一の戸川の河原からとってきた砂をかけます。















そして覆砂したのちに、短く切ったわらで覆います。




わらをかぶせたのち、鳥よけの糸を張って完成。


種まき作業終了。あとは「めよでろ」「めよでろ」と歌いかけるのみです。

お昼は以前ご紹介したこともある「飯豊 龍胆(りんどう)そば」(こちらをクリック)にて。



おなかがいっぱいになったあとは、「山都花巡り」。
龍ノ山に向かいました。

お目当てはイワウチワ。
今年も咲き乱れ、我々を楽しませてくれます。






昨年もイベントで案内しましたが、イワウチワの群落をさらに登っていくと、龍ノ平と呼ばれる付近は奇岩巨石でいっぱい。

このへんは「チャート」と呼ばれる堆積岩。
なんと1億5千万年~2億年前のもの。
山都のパワースポットのひとつです(笑)。


これも興味深い、祠のような岩の穴にローソクのように生えてる木です。

そして龍ノ山をあとにし、撫木のカタクリ群落へ。


ここのカタクリは年々増えてるような気がしますね。
私のカメラと腕では、カタクリの美しさがイマイチ表現できてませんが(苦笑)、参加者みなさん感嘆の声をあげていました。





「雑穀おむすびの結」シリーズ、今後のスケジュールは以下のとおりです。
その2 6月21-22日 田植え、雑穀苗植え、梅干しづくり
その3 7月20-21日 草取り、沢登り体験
その4 10月18-19日 稲刈り、雑穀収穫、そば打ち、民話巡り
その5 11月15-16日 脱穀、柿収穫、干し柿つくり、みそ用大豆収穫、雑穀料理教室
その6 12月13-14日 収穫祭、たくあん作り、刺身こんにゃく作り
その7 2月28日-3月1日 手前みそ作り
内容は多少変更あるかもしれませんが、日時は決定です。
それぞれ一か月前にはこのブログ上で詳細発表します。
1日のみや、1回のイベントのみの参加も大歓迎です(ただ、もし定員オーバーとなってしまった場合、フル参加の方を優先させていただく場合もあります)。
よろしくお願いいたします。
雑穀おむすびの結その1 (初日) 雑穀甘酒クッキーづくり - 2014.05.01 Thu
いろいろ立て込んでいて、報告遅れてすみません。
先週、4月26~27日の二日間にわたり、「雑穀おむすびの結」シリーズの第一回を開催しました。
今回のプログラムは、お米の種まき作業をはじめ、雑穀甘酒クッキーづくり、飯豊山麓花紀行などなど。
まずは26日昼に山都へ集結、一ノ木黒森山荘にて「雑穀甘酒クッキー」づくり。

いきなりですが、これ何でしょう?

はい、簡単ですね。どっから見てもシイタケ~。

と、おもいきや、実は乾燥リンゴなのでした。

この乾燥リンゴはじめ、あと干し柿やくるみがクッキーに入ります。

クルミ割りおねえさん。

中身だけほじって出します。



雑穀と小麦を製粉機で粉にしたもの。


これが五穀ごはんを炊いた後に麹をいれてつくった「雑穀甘酒の素」。
そのままなめてもおいしい、まさにジャパニーズ・ヨーグルトです。

その雑穀甘酒やドライフルーツを混ぜて、


あまり練り込まないよう気を付けて、クッキーの形に整えます。




そしてオーブンへ。

とってもおいしいクッキーをみんなで堪能しました!
なお、詳しいクッキーレシピ、その他雑穀料理レシピ、雑穀の栄養、魅力等についてさらに知りたい方は
大谷ゆみこさん著 「つぶつぶ甘酒雑穀スイーツ 甘さが美味しい驚きの簡単スイーツレシピ」 学陽書房
つぶつぶクリエーターゆみこさん著「穀物と野菜でつくるつぶつぶクッキングSTART BOOK」 学陽書房
をぜひご覧ください。
また大谷ゆみこさんの「つぶつぶ」HPは→こちらをクリック

そして、黒森山荘から歩いて行ける山都の名湯「いいでのゆ」にゆっくり浸かった後、夕飯の準備をみんなで開始。

雑穀のひとつ「高キビ」をたっぷり入れた手作り餃子。



これに特製ニラソースをかけて食べます。
もうほんと最高(笑)。

そしてさらに絶品なのが、この
「もちキビのミモザソテー」。
ワカメに炊いたもちキビをからめたものですが、ワカメのシャキシャキともちキビのふんわりモチモチ感が絶妙にマッチしていて、ひとりで一皿食べちゃいたいくらいでした(笑)。


そして浅野氏の雑穀料理の代名詞、「玄米粉甘酒カレー」。

今回は第一回ということで、お互い面識ない参加者も多いので、それぞれ自己紹介を。
いやー、変わった経歴の持ち主が多いこと(笑)。


デザートは、豆乳ヨーグルトとイチゴと甘酒のシャーベット。

そして、あかりを落として、おまちかね、
ArisAさんのライブ。


ArisAさんのプロフィール。
「呼吸と声から派生する、あらゆる響きやリズムで色彩を運ぶ唄い手。
自在な声の表現を生かし、多様な芸術領域や文化の境界を分け隔てなく
行き来できる根源的で自由な存在を目指して活動を続けている。
ソロ活動の他、翠緑の視界を持つ旅人の音楽「Lupe∝」、
太鼓と唄の超次元セレモニーバンド「SUNDRUM」、
声と鍵盤ハーモニカのための倍音集団「つむぎね」に参加。
2014年より生活拠点を喜多方市山都町へと移行。現地では農作業と食を始めとする
自然の営みのリズムと共にある唄を模索している。」

アリサさんの指導で、種まきソング「めよでろ」をみんなで練習。




今回のシリーズの主役、浅野健児さん、通称「雑穀王子」のソロも飛び出し、宴は延々と夜更けまで続いたのでした。
浅野健児さんのプロフィール
「学生時代に風邪をこじらせたことをきっかけに食と農のことに関心を持つようになる。
卒業後、自然豊かな環境で自然と一体の心豊かな暮らしを目指して、「緑のふるさと協力隊」に参加。
岡山県の農村、鏡野町で活動。 その後、飯豊山の麓、福島県喜多方市山都町へ移住して、今年で6年目になる。
田んぼや畑でお米や雑穀、野菜を育て、それらを美味しくいただく生活を楽しく実践している。
昨年10月に農泊「黒森山荘」を開業。農作業体験と自然食付きの宿泊ができる。
おむすびの食材を自分たちで育て手作りし、味わう企画 雑穀「おむすびの結(ゆい)」を昨年に引き続き、今年も開催している。」
というわけで雑穀おむすびの結その1 二日目に続きます~。
先週、4月26~27日の二日間にわたり、「雑穀おむすびの結」シリーズの第一回を開催しました。
今回のプログラムは、お米の種まき作業をはじめ、雑穀甘酒クッキーづくり、飯豊山麓花紀行などなど。
まずは26日昼に山都へ集結、一ノ木黒森山荘にて「雑穀甘酒クッキー」づくり。

いきなりですが、これ何でしょう?

はい、簡単ですね。どっから見てもシイタケ~。

と、おもいきや、実は乾燥リンゴなのでした。

この乾燥リンゴはじめ、あと干し柿やくるみがクッキーに入ります。

クルミ割りおねえさん。

中身だけほじって出します。



雑穀と小麦を製粉機で粉にしたもの。


これが五穀ごはんを炊いた後に麹をいれてつくった「雑穀甘酒の素」。
そのままなめてもおいしい、まさにジャパニーズ・ヨーグルトです。

その雑穀甘酒やドライフルーツを混ぜて、


あまり練り込まないよう気を付けて、クッキーの形に整えます。




そしてオーブンへ。

とってもおいしいクッキーをみんなで堪能しました!
なお、詳しいクッキーレシピ、その他雑穀料理レシピ、雑穀の栄養、魅力等についてさらに知りたい方は
大谷ゆみこさん著 「つぶつぶ甘酒雑穀スイーツ 甘さが美味しい驚きの簡単スイーツレシピ」 学陽書房
つぶつぶクリエーターゆみこさん著「穀物と野菜でつくるつぶつぶクッキングSTART BOOK」 学陽書房
をぜひご覧ください。
また大谷ゆみこさんの「つぶつぶ」HPは→こちらをクリック

そして、黒森山荘から歩いて行ける山都の名湯「いいでのゆ」にゆっくり浸かった後、夕飯の準備をみんなで開始。

雑穀のひとつ「高キビ」をたっぷり入れた手作り餃子。



これに特製ニラソースをかけて食べます。
もうほんと最高(笑)。

そしてさらに絶品なのが、この
「もちキビのミモザソテー」。
ワカメに炊いたもちキビをからめたものですが、ワカメのシャキシャキともちキビのふんわりモチモチ感が絶妙にマッチしていて、ひとりで一皿食べちゃいたいくらいでした(笑)。


そして浅野氏の雑穀料理の代名詞、「玄米粉甘酒カレー」。

今回は第一回ということで、お互い面識ない参加者も多いので、それぞれ自己紹介を。
いやー、変わった経歴の持ち主が多いこと(笑)。


デザートは、豆乳ヨーグルトとイチゴと甘酒のシャーベット。

そして、あかりを落として、おまちかね、
ArisAさんのライブ。


ArisAさんのプロフィール。
「呼吸と声から派生する、あらゆる響きやリズムで色彩を運ぶ唄い手。
自在な声の表現を生かし、多様な芸術領域や文化の境界を分け隔てなく
行き来できる根源的で自由な存在を目指して活動を続けている。
ソロ活動の他、翠緑の視界を持つ旅人の音楽「Lupe∝」、
太鼓と唄の超次元セレモニーバンド「SUNDRUM」、
声と鍵盤ハーモニカのための倍音集団「つむぎね」に参加。
2014年より生活拠点を喜多方市山都町へと移行。現地では農作業と食を始めとする
自然の営みのリズムと共にある唄を模索している。」

アリサさんの指導で、種まきソング「めよでろ」をみんなで練習。




今回のシリーズの主役、浅野健児さん、通称「雑穀王子」のソロも飛び出し、宴は延々と夜更けまで続いたのでした。
浅野健児さんのプロフィール
「学生時代に風邪をこじらせたことをきっかけに食と農のことに関心を持つようになる。
卒業後、自然豊かな環境で自然と一体の心豊かな暮らしを目指して、「緑のふるさと協力隊」に参加。
岡山県の農村、鏡野町で活動。 その後、飯豊山の麓、福島県喜多方市山都町へ移住して、今年で6年目になる。
田んぼや畑でお米や雑穀、野菜を育て、それらを美味しくいただく生活を楽しく実践している。
昨年10月に農泊「黒森山荘」を開業。農作業体験と自然食付きの宿泊ができる。
おむすびの食材を自分たちで育て手作りし、味わう企画 雑穀「おむすびの結(ゆい)」を昨年に引き続き、今年も開催している。」
というわけで雑穀おむすびの結その1 二日目に続きます~。