喜多方市についての小ネタ 「隣接自治体数」 - 2014.08.28 Thu
今、来週末の越後街道ウォーク最終回の資料作りが佳境に入ってるのですが、地図を見ていたらあることに気づきました。
そうか! そういえば喜多方市は新潟県に接しているんだ!
会津の西には文字通り「西会津町」があるので、喜多方は新潟に接していないと思いがちですが。。。喜多方市山都町は飯豊山登山道がはいるので、山形県とも新潟県とも接しているのでした。
隣接している自治体もかなり多そう。
では喜多方市が隣接している自治体はどれだけあるのか。
それは、
(福島県)会津若松市、北塩原村、磐梯町、西会津町、会津坂下町、湯川村
(山形県)米沢市、飯豊町、小国町
(新潟県)阿賀町、新発田市
の、なんと11自治体。
こんなにあるのは日本でも他にあまりないのでは?と思い、軽く調べてみました。
名古屋市 16
豊田市 14
松本市 14
仙台市 12
福岡市 12
相模原市 11
大阪市 11
郡山市 11
盛岡市 10
思いつくのはどうしても県庁所在地か政令指定都市中心になっちゃうので、もっと探せばあるのかもしれませんが、大都市でもこれくらいしかなかったので、喜多方市の11はかなり多い方だと思われますね。
ちゃんと調べたランキング表とかご存知の方いたら、ぜひ教えてください(笑)。
そうか! そういえば喜多方市は新潟県に接しているんだ!
会津の西には文字通り「西会津町」があるので、喜多方は新潟に接していないと思いがちですが。。。喜多方市山都町は飯豊山登山道がはいるので、山形県とも新潟県とも接しているのでした。
隣接している自治体もかなり多そう。
では喜多方市が隣接している自治体はどれだけあるのか。
それは、
(福島県)会津若松市、北塩原村、磐梯町、西会津町、会津坂下町、湯川村
(山形県)米沢市、飯豊町、小国町
(新潟県)阿賀町、新発田市
の、なんと11自治体。
こんなにあるのは日本でも他にあまりないのでは?と思い、軽く調べてみました。
名古屋市 16
豊田市 14
松本市 14
仙台市 12
福岡市 12
相模原市 11
大阪市 11
郡山市 11
盛岡市 10
思いつくのはどうしても県庁所在地か政令指定都市中心になっちゃうので、もっと探せばあるのかもしれませんが、大都市でもこれくらいしかなかったので、喜多方市の11はかなり多い方だと思われますね。
ちゃんと調べたランキング表とかご存知の方いたら、ぜひ教えてください(笑)。
9/28 会津北方桐細工体験 参加者募集 - 2014.08.27 Wed
10月18-19日 第31回 山都新そばまつり - 2014.08.27 Wed
「雑穀おむすびの結その4」の開催日程変更のお知らせ - 2014.08.27 Wed
雑穀おむすびの結 その4 稲刈り」に参加を検討してくださっている方へ。
正式なイベント詳細ご案内は9月下旬あたりなるかと思いますが、当初10月18~19日開催予定だった「雑穀おむすびの結その4」は、諸々の事情で一週あとの10月25~26日にずらそうと思います。
10月26日は知事選があり、県内から参加される方は期日前投票をしなくてはならなかったり、いろいろご迷惑をおかけしますが、ご理解のほど、何卒よろしくお願いいたします。
正式なイベント詳細ご案内は9月下旬あたりなるかと思いますが、当初10月18~19日開催予定だった「雑穀おむすびの結その4」は、諸々の事情で一週あとの10月25~26日にずらそうと思います。
10月26日は知事選があり、県内から参加される方は期日前投票をしなくてはならなかったり、いろいろご迷惑をおかけしますが、ご理解のほど、何卒よろしくお願いいたします。
会津北方桐細工体験 試作 - 2014.08.26 Tue
近日中に発表して募集開始したいと思ってます、9月28日開催の「会津北方桐細工体験」。
会場となる山都・佐藤工房さんで、実際にひとつ作らせていただきました。

会津の桐の歴史は古く、江戸時代初期までさかのぼります。
あの会津藩祖・保科正之公が桐の植林を奨励し、以後会津藩では一貫して桐奨励の政策がとられました。
かつて(今も?)会津では娘が生まれると庭に桐の木を植えたそうです。
そして娘が嫁入りの時に、その桐の木を切ってたんすにして嫁入り道具にしたとか。
また、会津の厳しい冬を乗り越えて育つ桐は、木目がしっかり詰まっていてその質の高さには定評があります。
そんな伝統の会津桐を使って何かイベントができないかとお話を持ち込んでくださったのが、山都の石臼専門店、佐藤工房の佐藤さんです。
佐藤工房にはいろんな機材が揃っていて、DIYが好きな人には堪らない空間です(笑)。

サンダーで磨くとあら不思議、木肌が銀白色に。

カップを置く穴を彫ります。


バーナーで焦がして、煤を紙やすりで削りながら磨くと、とてもいい感じで仕上がります。


私も試しにひとつ、作らせてもらいました。

バーナーで焦がした状態。

磨いて、木目とツヤがでてきた状態。

どうですか?いい感じですよね?(笑)店で買ったらン千円?(笑)
やってみて思ったのは、桐はとても柔らかく、加工がしやすいなあ、と。
といっても弱いわけではなく、軽くて丈夫。
イベント当日にはこういったコースターの他、カギなどを掛ける壁掛け、ストラップなどもつくれるかもです。
近日中に詳細発表します。
よかったらご参加お待ちしています。
会場となる山都・佐藤工房さんで、実際にひとつ作らせていただきました。

会津の桐の歴史は古く、江戸時代初期までさかのぼります。
あの会津藩祖・保科正之公が桐の植林を奨励し、以後会津藩では一貫して桐奨励の政策がとられました。
かつて(今も?)会津では娘が生まれると庭に桐の木を植えたそうです。
そして娘が嫁入りの時に、その桐の木を切ってたんすにして嫁入り道具にしたとか。
また、会津の厳しい冬を乗り越えて育つ桐は、木目がしっかり詰まっていてその質の高さには定評があります。
そんな伝統の会津桐を使って何かイベントができないかとお話を持ち込んでくださったのが、山都の石臼専門店、佐藤工房の佐藤さんです。
佐藤工房にはいろんな機材が揃っていて、DIYが好きな人には堪らない空間です(笑)。

サンダーで磨くとあら不思議、木肌が銀白色に。

カップを置く穴を彫ります。


バーナーで焦がして、煤を紙やすりで削りながら磨くと、とてもいい感じで仕上がります。


私も試しにひとつ、作らせてもらいました。

バーナーで焦がした状態。

磨いて、木目とツヤがでてきた状態。

どうですか?いい感じですよね?(笑)店で買ったらン千円?(笑)
やってみて思ったのは、桐はとても柔らかく、加工がしやすいなあ、と。
といっても弱いわけではなく、軽くて丈夫。
イベント当日にはこういったコースターの他、カギなどを掛ける壁掛け、ストラップなどもつくれるかもです。
近日中に詳細発表します。
よかったらご参加お待ちしています。
アサギマダラ観察マーキング会 無事終了しました。 - 2014.08.22 Fri
昨日(8/21)、裏磐梯デコ平にて、アサギマダラ観察マーキング会を行いました。
天候がかなり心配されましたが、曇天無風のベストコンディションとなり、お目当てのアサギマダラもばっちりたくさん飛んでました。

ゴンドラ乗り口のグランデコリゾート・スキーセンターへ集合。
今回は山都小の子どたちにくわえ、ちょうど今週、山都へ「山の学校」で来ている神奈川県の子供たちも参加してくれました。

さっそくゴンドラで山頂駅まで400mちかく登ります。



山頂駅に到着すると、となりにある眺望レストラン「ブナブナ」内で、グランデコのスタッフさんからアサギマダラについてのレクチャーを受けました。

アサギマダラとは「旅する蝶」で、夏に日本本土で生まれた個体が秋には南西諸島や台湾まで南下、繁殖し、翌年春にはまた日本本土へ北上してくるといった行動が確認されてます。
渡り鳥と違うのは、南下する個体と北上する個体は別で、子孫の関係にあたるということです。
ステンドグラスを彷彿とさせる透きとおる「アサギ色」のマダラ模様の羽を持っていることからこの名がつけられています。
アサギ色はあの新選組隊士の服の色。会津らしいですねえ(笑)。

続いて実際のマーキング、そして記録用紙への記入方法のレクチャー。

さらにオスとメスの違いについてレクチャー。

これがオス。下側のハネに黒い大きな斑点があるのですぐわかります。

メスには黒い斑点がありません。

左メス、右オス。おなかの模様がメスは真っ白、オスは黒い線が入っています。



場所、日付、自分の好きな3文字と通し番号、それをマジックで羽に記入してまた放蝶します。(これはおととし私がやったもので、私は自分の名前の「kaz」にしました)

そしていざ実戦へ!

これがアサギマダラの大好物、ヨツバヒヨドリ。
蜜に毒性の強いアルカロイドを含んでいるのですが、アサギマダラは体内にその毒素を取り込むことで、鳥などの外敵から身を守っているといわれています。


みんな、あっという間にちらばって、条件のよさもあいまって、それぞれ、5~15匹くらいマーキングできてました。





























記念撮影。終わってみればアサギマダラにとって最高のコンディションの中、観察会ができて本当によかったです。

最後に記録用紙をコピー登録。
だいたい100匹放つと、その中で数匹は再びどこかで捕獲される可能性が高いとのこと。
以前私が連れて行った子が放ったチョウは愛知県犬山市で見つかった実績があります。
再捕記録はコチラで確認できるようになっています。→アサギマダラの移動記録マップ
また、グランデコさんでは毎年夏、このアサギマダラ観察会を開催していて、今年は8月17日まででいったん終了したのですが、現在アサギマダラの飛来数が多いことと、観察会の問い合わせが多いので、急遽今週末の8月23日(土)と8月24日(日)の2日間、10時~12時の予定で「アサギマダラ観察会」を開催する事になったそうです。
この記事を読んで行ってみたくなった方、詳しくはグランデコリゾートのHP→こちらをクリックをご覧になってください。
山都G.T.イベントはここで終了、解散。
私は引き続き、神奈川県からの参加グループとオプショナルツアーへ。

遅い昼食は檜原湖ドライブを兼ねて、湖北部の「山塩ラーメン 桧原宿 Sio-YA (シオヤ)」。
もちろんみんな北塩原名物、山塩ラーメンをチョイス。
写真は山塩の中でもスペシャル、1日10食限定、辛子味噌に地元酒蔵の酒粕が練り込んである「赤魂」。

山塩ラーメンを堪能した後は、あのスペインの有名な画家、サルバドール・ダリのコレクションが充実している諸橋近代美術館へ。

学芸員の解説付きでダリの作品を鑑賞しました。



そして美術館のあとには、また私の分野へ(笑)。
裏磐梯で増えすぎて困っている外来生物、ウチダザリガニ駆除を。

ウチダザリガニは北米原産。アメリカザリガニよりさらに大きく、関節部が薄いブルーなのが特徴です。
本来は日本にいなかったもので、環境省の特定外来生物に指定されていて、特に生態系や人間活動への影響が大きい「日本の侵略的外来種ワースト100」にも選ばれちゃってる「悪者」なのです。
ブラックバスなど他の外来生物同様、このウチダザリガニももともとは人間が食用で日本に輸入したもので、彼らには罪はないのですが、悪食でやはり生態系への影響が強く、増えてもらっては非常に困るので、裏磐梯の関係者は必死に駆除活動を行っています。


彼らもそんな外来生物についてちょっと勉強して、その場で〆て、駆除に貢献しました。
天候がかなり心配されましたが、曇天無風のベストコンディションとなり、お目当てのアサギマダラもばっちりたくさん飛んでました。

ゴンドラ乗り口のグランデコリゾート・スキーセンターへ集合。
今回は山都小の子どたちにくわえ、ちょうど今週、山都へ「山の学校」で来ている神奈川県の子供たちも参加してくれました。

さっそくゴンドラで山頂駅まで400mちかく登ります。



山頂駅に到着すると、となりにある眺望レストラン「ブナブナ」内で、グランデコのスタッフさんからアサギマダラについてのレクチャーを受けました。

アサギマダラとは「旅する蝶」で、夏に日本本土で生まれた個体が秋には南西諸島や台湾まで南下、繁殖し、翌年春にはまた日本本土へ北上してくるといった行動が確認されてます。
渡り鳥と違うのは、南下する個体と北上する個体は別で、子孫の関係にあたるということです。
ステンドグラスを彷彿とさせる透きとおる「アサギ色」のマダラ模様の羽を持っていることからこの名がつけられています。
アサギ色はあの新選組隊士の服の色。会津らしいですねえ(笑)。

続いて実際のマーキング、そして記録用紙への記入方法のレクチャー。

さらにオスとメスの違いについてレクチャー。

これがオス。下側のハネに黒い大きな斑点があるのですぐわかります。

メスには黒い斑点がありません。

左メス、右オス。おなかの模様がメスは真っ白、オスは黒い線が入っています。



場所、日付、自分の好きな3文字と通し番号、それをマジックで羽に記入してまた放蝶します。(これはおととし私がやったもので、私は自分の名前の「kaz」にしました)

そしていざ実戦へ!

これがアサギマダラの大好物、ヨツバヒヨドリ。
蜜に毒性の強いアルカロイドを含んでいるのですが、アサギマダラは体内にその毒素を取り込むことで、鳥などの外敵から身を守っているといわれています。


みんな、あっという間にちらばって、条件のよさもあいまって、それぞれ、5~15匹くらいマーキングできてました。





























記念撮影。終わってみればアサギマダラにとって最高のコンディションの中、観察会ができて本当によかったです。

最後に記録用紙をコピー登録。
だいたい100匹放つと、その中で数匹は再びどこかで捕獲される可能性が高いとのこと。
以前私が連れて行った子が放ったチョウは愛知県犬山市で見つかった実績があります。
再捕記録はコチラで確認できるようになっています。→アサギマダラの移動記録マップ
また、グランデコさんでは毎年夏、このアサギマダラ観察会を開催していて、今年は8月17日まででいったん終了したのですが、現在アサギマダラの飛来数が多いことと、観察会の問い合わせが多いので、急遽今週末の8月23日(土)と8月24日(日)の2日間、10時~12時の予定で「アサギマダラ観察会」を開催する事になったそうです。
この記事を読んで行ってみたくなった方、詳しくはグランデコリゾートのHP→こちらをクリックをご覧になってください。
山都G.T.イベントはここで終了、解散。
私は引き続き、神奈川県からの参加グループとオプショナルツアーへ。

遅い昼食は檜原湖ドライブを兼ねて、湖北部の「山塩ラーメン 桧原宿 Sio-YA (シオヤ)」。
もちろんみんな北塩原名物、山塩ラーメンをチョイス。
写真は山塩の中でもスペシャル、1日10食限定、辛子味噌に地元酒蔵の酒粕が練り込んである「赤魂」。

山塩ラーメンを堪能した後は、あのスペインの有名な画家、サルバドール・ダリのコレクションが充実している諸橋近代美術館へ。

学芸員の解説付きでダリの作品を鑑賞しました。



そして美術館のあとには、また私の分野へ(笑)。
裏磐梯で増えすぎて困っている外来生物、ウチダザリガニ駆除を。

ウチダザリガニは北米原産。アメリカザリガニよりさらに大きく、関節部が薄いブルーなのが特徴です。
本来は日本にいなかったもので、環境省の特定外来生物に指定されていて、特に生態系や人間活動への影響が大きい「日本の侵略的外来種ワースト100」にも選ばれちゃってる「悪者」なのです。
ブラックバスなど他の外来生物同様、このウチダザリガニももともとは人間が食用で日本に輸入したもので、彼らには罪はないのですが、悪食でやはり生態系への影響が強く、増えてもらっては非常に困るので、裏磐梯の関係者は必死に駆除活動を行っています。


彼らもそんな外来生物についてちょっと勉強して、その場で〆て、駆除に貢献しました。
9/13-14 第6回山都かあちゃんたちのそば祭り - 2014.08.19 Tue
冬木沢詣り 空也念仏踊り - 2014.08.11 Mon
8月5日に河東町にある会津高野山・八葉寺へ行ってきました。
八葉寺は康保元年(964)、空也上人の創建。
上人が掘って湧き出た清水に八葉の白蓮華が咲いたことからこの名がついたそうです。
八葉寺では毎年お盆前の8月1日~7日、室町時代から続く御魂迎えの行事、「冬木沢詣り」が行われます。
前年に身内が亡くなった家族や親族が死者の初盆を迎える前に故人の歯や骨などを持参し、木製の小型納骨器に納め八葉寺に奉納する会津地方独特の習俗です。
中でも8月5日には福島県指定の重要無形民俗文化財に指定されている「空也念仏踊り」が奉納されるので、それを観るために行ってみました。

仁王門をくぐって、境内に入ります。大きな草鞋が奉納されているのは中田観音の弘安寺とかと同じですね。

そして空也清水でお清め。

そして阿弥陀堂へ参拝。茅葺の存在感たっぷりの本堂です。国の重要文化財に指定されています。


本堂のうしろにはおそらく磐座である大きな岩が。
空也上人が霊気を感じたのはこの岩では?なんて勝手に想像しちゃいます。

十王堂で閻魔さまを礼拝しのち階段を登ると、茶湯場。
先亡精霊に合掌しながらお茶を献じます。お坊さんがお経を唱えながら献茶してくれます。

そしていよいよ奥ノ院へ。
空也上人はここ冬木沢の地に霊気を感じ、近隣の野ざらしになっていた遺骸を集め埋葬して供養しました。
そうしていつしかここが精霊の集まる場所として会津一円の信仰を集めるようになり、先亡精霊が無事に里帰りできるようにとお盆前にここに塔婆を納めるようになったとのことです。

この奥ノ院に塔婆を納めます。

その後、「姥堂」へ。

おんば様へお参り。

そして空也上人の墓をお参りしたのち、空也堂へ。

このあと始まる念仏踊りはこの空也堂の御前で奉納されます。

私が数年前この八葉寺に来た最初の目的は巨木探しでした。境内にはケヤキをはじめたくさんの巨木があります。

これは太平洋戦争で亡くなった近隣の村の戦没者慰霊塔で、てっぺんの厨子には平和観音が祀られています。


鐘の音を会津に念仏踊りが始まりました。










空也上人がこの会津に伝えた念仏踊り。
その鎮魂の踊りは病気、戦争、そして震災などで亡くなったすべての精霊へ向けられたもので、厳かな空気の中、ちょっとだけ酷暑も忘れ、祈る気持ちで見入ってしまいました。
やっぱ会津って「深い」なあ、と。


八葉寺は康保元年(964)、空也上人の創建。
上人が掘って湧き出た清水に八葉の白蓮華が咲いたことからこの名がついたそうです。
八葉寺では毎年お盆前の8月1日~7日、室町時代から続く御魂迎えの行事、「冬木沢詣り」が行われます。
前年に身内が亡くなった家族や親族が死者の初盆を迎える前に故人の歯や骨などを持参し、木製の小型納骨器に納め八葉寺に奉納する会津地方独特の習俗です。
中でも8月5日には福島県指定の重要無形民俗文化財に指定されている「空也念仏踊り」が奉納されるので、それを観るために行ってみました。

仁王門をくぐって、境内に入ります。大きな草鞋が奉納されているのは中田観音の弘安寺とかと同じですね。

そして空也清水でお清め。

そして阿弥陀堂へ参拝。茅葺の存在感たっぷりの本堂です。国の重要文化財に指定されています。


本堂のうしろにはおそらく磐座である大きな岩が。
空也上人が霊気を感じたのはこの岩では?なんて勝手に想像しちゃいます。

十王堂で閻魔さまを礼拝しのち階段を登ると、茶湯場。
先亡精霊に合掌しながらお茶を献じます。お坊さんがお経を唱えながら献茶してくれます。

そしていよいよ奥ノ院へ。
空也上人はここ冬木沢の地に霊気を感じ、近隣の野ざらしになっていた遺骸を集め埋葬して供養しました。
そうしていつしかここが精霊の集まる場所として会津一円の信仰を集めるようになり、先亡精霊が無事に里帰りできるようにとお盆前にここに塔婆を納めるようになったとのことです。

この奥ノ院に塔婆を納めます。

その後、「姥堂」へ。

おんば様へお参り。

そして空也上人の墓をお参りしたのち、空也堂へ。

このあと始まる念仏踊りはこの空也堂の御前で奉納されます。

私が数年前この八葉寺に来た最初の目的は巨木探しでした。境内にはケヤキをはじめたくさんの巨木があります。

これは太平洋戦争で亡くなった近隣の村の戦没者慰霊塔で、てっぺんの厨子には平和観音が祀られています。


鐘の音を会津に念仏踊りが始まりました。










空也上人がこの会津に伝えた念仏踊り。
その鎮魂の踊りは病気、戦争、そして震災などで亡くなったすべての精霊へ向けられたもので、厳かな空気の中、ちょっとだけ酷暑も忘れ、祈る気持ちで見入ってしまいました。
やっぱ会津って「深い」なあ、と。


ジュンサイ摘み体験 - 2014.08.08 Fri
8月3日に裏磐梯エコツーリズム協会さんの夏の特別モニター企画「ジュンサイ摘み体験」に参加してきました。

場所は桧原湖の東にあるジュンサイ池。
来年以降、ジュンサイ営農復活を目指して急遽企画されたイベントなんだそうです。

ジュンサイとはスイレンの仲間の水草で、初夏から出る若芽や巻いた葉の表面が透き通ったゼリー質に包まれ、それが食用になります。
万葉集の歌に詠まれているくらい日本人には昔からなじみのある植物なんですね。
まずはジュンサイ摘み専用舟、「方舟」ならぬ「箱舟」に乗ります。
底が平らになっている舟です。
普通のボートみたいな底がとんがってるやつだと、ジュンサイを傷めてしまうからだそうです。

乗り降りする瞬間が難しく、ちょっとしたコツがいります。まず膝は陸に。両足をしっかりついて安定したあと。。。。

じわじわと体重移動して座る感じです。

あせったり、テキトーに乗るとひっくり返るそうです(苦笑)。
舟からあがるのはこの逆をゆっくりやります。

水面より数10㎝下にあるヌルヌルで包まれた若芽を摘みます。

小っちゃい方がクセがなく高級?だそうですが、私は「ガサ」の多さとその「クセ」を味わいたくて大き目を狙いました。

ジュンサイ独特の食感をささえる一番の特徴ともいえるゼリー状のヌルヌルは、タンパク質の消化吸収を助けたり、ビタミン・ミネラルを体内にスムーズに運んでくれる働きがあるそうです。このヌルヌルは一般的に「ムチン」と呼ばれていますが、植物の場合は別の物質であり、構造上から「ムチン」ではないとされているのが現状です。

ひもをひっぱって進みながらひたすら新芽を探して摘みます。鈴なりになっているわけでなく、効率はそんなによくないのですが、それがまた宝探しのように楽しくて(笑)。

ジュンサイ農家がほとんどいなくなってしまった理由として、ジュンサイの値段の低下、作業の過酷さ、腰の負担が大きいことなどがあげられるようですが、私は腰にはまったく負担はありませんでした。おそらく私のヘヴィ級の体重で舟の吃水が下がり、水面が近かったせいかと思いますが(苦笑)。

磐梯山をバックに。


写真にはおさめられませんでしたが、この池にはメダカサイズの小さな魚がいっぱいいて、他にもよくわからない小さな甲虫や、オオタニシ、ヤゴ、イトトンボ、ときおりオニヤンマなど、かなりの種類の生物の生息場になっていました。

どこからか浸水してくるので、たまにかき出し作業が必須。なんだかボルネオやオリノコの川での舟移動のときを思い出しました(苦笑)。


夢中でとっててあっという間に2時間経過。これが成果です。


さっそく料理を。
まずは水で洗い、夾雑物を取り除きます。

そして熱湯でさっとゆがき、緑色が濃くなったら、


水で冷やします。
これでできあがり。


あとはお好みで三杯酢、わさび醤油等で、ヌルヌルシャキシャキ感を味わいます。日本酒にすごくあいます~。
市販のモズク酢やところてんに混ぜるのもいいそうです。
私はあと味噌汁にもいれました。
低カロリーで食物繊維リッチ、整腸作用・腸内浄化作用・過剰栄養の吸収抑制など、肥満や生活習慣病の予防に役立つヘルシー食品だそうで、どんどん食べたいですね(笑)。
このジュンサイ摘み体験は8月下旬まで行われるそうです。(前日までに要予約)
貴重な体験して、おいしいジュンサイを味わえる、いいイベントです。
詳しくは裏磐梯エコツーリズム協会 080-2827-1687 までお問い合わせいただくか、
http://www.eco-urabandai.com/preserve_nature/nature_urabandai/entry4874.html
をご覧ください。
G.T.イベントとして可能性を感じましたし、山都でもかつてジュンサイをつくってた痕跡のある池がいくつかあるので、可能だったら復活させてみたいですね。

場所は桧原湖の東にあるジュンサイ池。
来年以降、ジュンサイ営農復活を目指して急遽企画されたイベントなんだそうです。

ジュンサイとはスイレンの仲間の水草で、初夏から出る若芽や巻いた葉の表面が透き通ったゼリー質に包まれ、それが食用になります。
万葉集の歌に詠まれているくらい日本人には昔からなじみのある植物なんですね。
まずはジュンサイ摘み専用舟、「方舟」ならぬ「箱舟」に乗ります。
底が平らになっている舟です。
普通のボートみたいな底がとんがってるやつだと、ジュンサイを傷めてしまうからだそうです。

乗り降りする瞬間が難しく、ちょっとしたコツがいります。まず膝は陸に。両足をしっかりついて安定したあと。。。。

じわじわと体重移動して座る感じです。

あせったり、テキトーに乗るとひっくり返るそうです(苦笑)。
舟からあがるのはこの逆をゆっくりやります。

水面より数10㎝下にあるヌルヌルで包まれた若芽を摘みます。

小っちゃい方がクセがなく高級?だそうですが、私は「ガサ」の多さとその「クセ」を味わいたくて大き目を狙いました。

ジュンサイ独特の食感をささえる一番の特徴ともいえるゼリー状のヌルヌルは、タンパク質の消化吸収を助けたり、ビタミン・ミネラルを体内にスムーズに運んでくれる働きがあるそうです。このヌルヌルは一般的に「ムチン」と呼ばれていますが、植物の場合は別の物質であり、構造上から「ムチン」ではないとされているのが現状です。

ひもをひっぱって進みながらひたすら新芽を探して摘みます。鈴なりになっているわけでなく、効率はそんなによくないのですが、それがまた宝探しのように楽しくて(笑)。

ジュンサイ農家がほとんどいなくなってしまった理由として、ジュンサイの値段の低下、作業の過酷さ、腰の負担が大きいことなどがあげられるようですが、私は腰にはまったく負担はありませんでした。おそらく私のヘヴィ級の体重で舟の吃水が下がり、水面が近かったせいかと思いますが(苦笑)。

磐梯山をバックに。


写真にはおさめられませんでしたが、この池にはメダカサイズの小さな魚がいっぱいいて、他にもよくわからない小さな甲虫や、オオタニシ、ヤゴ、イトトンボ、ときおりオニヤンマなど、かなりの種類の生物の生息場になっていました。

どこからか浸水してくるので、たまにかき出し作業が必須。なんだかボルネオやオリノコの川での舟移動のときを思い出しました(苦笑)。


夢中でとっててあっという間に2時間経過。これが成果です。


さっそく料理を。
まずは水で洗い、夾雑物を取り除きます。

そして熱湯でさっとゆがき、緑色が濃くなったら、


水で冷やします。
これでできあがり。


あとはお好みで三杯酢、わさび醤油等で、ヌルヌルシャキシャキ感を味わいます。日本酒にすごくあいます~。
市販のモズク酢やところてんに混ぜるのもいいそうです。
私はあと味噌汁にもいれました。
低カロリーで食物繊維リッチ、整腸作用・腸内浄化作用・過剰栄養の吸収抑制など、肥満や生活習慣病の予防に役立つヘルシー食品だそうで、どんどん食べたいですね(笑)。
このジュンサイ摘み体験は8月下旬まで行われるそうです。(前日までに要予約)
貴重な体験して、おいしいジュンサイを味わえる、いいイベントです。
詳しくは裏磐梯エコツーリズム協会 080-2827-1687 までお問い合わせいただくか、
http://www.eco-urabandai.com/preserve_nature/nature_urabandai/entry4874.html
をご覧ください。
G.T.イベントとして可能性を感じましたし、山都でもかつてジュンサイをつくってた痕跡のある池がいくつかあるので、可能だったら復活させてみたいですね。
「わんぱく子供川遊び」中止のお知らせ - 2014.08.08 Fri
9月6-7日 旧越後街道探索ウォークその3(津川~新発田編) 参加者募集 - 2014.08.07 Thu
5月に会津若松城をスタートしたこのイベントもついに3回目最終回、いよいよ新発田城ゴールです。
今回も前回素晴らしいガイドをやっていただいた阿賀町観光ガイドさんのご協力を得て開催します。
さらに!
前回は八木山宿本陣の渡部さんという会津とのつながりに熱い想いをお持ちの方に歓待を受けましたが、今回も下見の段階でまた素晴らしい出会いがありました。
なんとその方は私が下見に行ったときに会津藩戦死碑のまわりの草刈りをされている最中で、私には代々続く会津藩の「墓守」に見えました。やはり会津に対する想いはあつく、今回二日目の午前中の赤谷周辺の案内をしていただくことになりました。
ご期待ください。
ただ、かつての越後街道最大の難所、諏訪峠越えは標高差450m以上のちょっとした山登りになり、さらに峠前後の道には吸血生物のヤマビルが多く生息していて、慣れていない方はかなり気味悪いかもしれません。
参加される場合はそのへんをご考慮のほどよろしくお願いいたします。

印刷用PDFは→こちらをクリック
今回も前回素晴らしいガイドをやっていただいた阿賀町観光ガイドさんのご協力を得て開催します。
さらに!
前回は八木山宿本陣の渡部さんという会津とのつながりに熱い想いをお持ちの方に歓待を受けましたが、今回も下見の段階でまた素晴らしい出会いがありました。
なんとその方は私が下見に行ったときに会津藩戦死碑のまわりの草刈りをされている最中で、私には代々続く会津藩の「墓守」に見えました。やはり会津に対する想いはあつく、今回二日目の午前中の赤谷周辺の案内をしていただくことになりました。
ご期待ください。
ただ、かつての越後街道最大の難所、諏訪峠越えは標高差450m以上のちょっとした山登りになり、さらに峠前後の道には吸血生物のヤマビルが多く生息していて、慣れていない方はかなり気味悪いかもしれません。
参加される場合はそのへんをご考慮のほどよろしくお願いいたします。

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