モモンガ。 - 2014.10.31 Fri
雑穀おむすびの結その4(2日目) 稲刈り - 2014.10.30 Thu
雑穀おむすびの結その4 二日目。

朝食前に、一ノ木をみんなで散歩。

くるみ拾いをしてみたものの。。。。

4、5個くらいしかとれず(苦笑)。

その後、一ノ木集落内の出雲神社まで行ってきました。

朝食。

これがウワサの、アマランサスのタラコ風スパゲッティ―。

プチプチとした食感がタラコのようなアマランサスのスパゲッティ―です。

ごはんは、喜多方産のコシヒカリに一昨年、ここで取れた黒米入り。
味噌汁の具は、大根、カボチャ、マイタケ、長ネギ。これに昨年と一昨年の山都G.T.みそづくりイベントでつくった私の味噌2種類と浅野氏の味噌をあわせました。
また、写真をとらなかったのですが、これとは別にクマ汁もつくりました。これがまた大好評(笑)。
そして朝食後いよいよ。。。。。初日は雑穀の収穫でしたが、二日目は、田んぼの稲刈り。

ちょうど田んぼに湯気が立ち上り、神々しい景色が広がっていました。


育ててきたお米の品種は「イセヒカリ」。
種まきのときの記事にも書きましたが、イセヒカリは、その名の通り、あの伊勢神宮の神に奉納するお米をつくっている「神田(しんでん)」で発見されたコシヒカリの突然変異種だそうで、コシヒカリよりも背が若干低く茎も太くて、そのおかげで倒れにくく、実際平成元年に伊勢地方を襲った台風の際、コシヒカリはすべて倒れてしまったのに、イセヒカリは倒れなかったそうです。






そしていつもと同じように、軽くレクチャー受けて、準備体操して、稲刈り開始。

稲を刈ったら3つか4つを一束にして藁で結びます。



結ぶのは後回しにして、まずはガンガン刈り取って、並べて置いていきます。




男性陣は、はぜ掛けの準備、先週切って運んでおいた竹を組んでいきます。
長身の人が二人いて助かりました(笑)。









小休止。おやつは。。。。

前夜の記事で紹介したスコーンです。



刈るのが終わると、今度は束にしていきます。



そしてはざ掛け。



そして稲刈り途中ですが、お昼になったので、一ノ木・高野原のおそば屋さんへ。

今回は、いつもの龍胆そばでなく、おとなりの弘法そば。


弘法そばのおそばはおそらく山都一の細さです。すごい。

そして、昼食後は、今や山都の風物詩のひとつ、百姓市へ。
この日が今年度最終日。様々なイベントが行われていました。

ちょうどディジュリドゥ・マリンバ・ベース・ドラムスのコラボバンドが賑やかな演奏を。

キノダンス炸裂!(笑)

最終日、収穫祭ということで振る舞われた芋煮。
サトイモ・ニンジン・ネギ・ゴボウなど山都の冬野菜たっぷりで、いいだし出ててとてもおいしかったです。

続いて餅つきに雑穀王子参戦。もち米はもちろん山都産。

つきたてのおもちも振る舞われました。

私はじゅうねん(エゴマ)ペーストで。チョコレートと間違うかのような風味でした。つきたてだしメッチャ美味しい~。
参加者のみなさんには百姓市に行くことは知らせてなかったので、ある意味サプライズ。
みなさん、こんな片田舎ですごい活気のイベントが開かれていることに驚きを隠せないご様子。
山都の人たちのパワーに感心されてました。
あいかわ百姓市については、ブログ→こちらをクリック

私含めてみなさん、おなかもいっぱい、胸いっぱいで、もう終わった気分でしたが(苦笑)、刈ったイネもまだたっぷり残っており、「結」のメンバーにとっては本来の目的を忘れるわけにはいきません。
気を取り直して、当初のスケジュール通りまたはざ掛けの続きを。



無事、この日の作業終了。みなさん充実感たっぷりのいい表情。一緒に汗をかくことによって生まれる連帯感。

次回の第5回は11月22-23日です。
干し柿づくりとお米、雑穀の脱穀を行います。
過去4回に参加されてなくてももちろん参加可能です。
ご興味ある方、ぜひご参加お待ちしてます。

朝食前に、一ノ木をみんなで散歩。

くるみ拾いをしてみたものの。。。。

4、5個くらいしかとれず(苦笑)。

その後、一ノ木集落内の出雲神社まで行ってきました。

朝食。

これがウワサの、アマランサスのタラコ風スパゲッティ―。

プチプチとした食感がタラコのようなアマランサスのスパゲッティ―です。

ごはんは、喜多方産のコシヒカリに一昨年、ここで取れた黒米入り。
味噌汁の具は、大根、カボチャ、マイタケ、長ネギ。これに昨年と一昨年の山都G.T.みそづくりイベントでつくった私の味噌2種類と浅野氏の味噌をあわせました。
また、写真をとらなかったのですが、これとは別にクマ汁もつくりました。これがまた大好評(笑)。
そして朝食後いよいよ。。。。。初日は雑穀の収穫でしたが、二日目は、田んぼの稲刈り。

ちょうど田んぼに湯気が立ち上り、神々しい景色が広がっていました。


育ててきたお米の品種は「イセヒカリ」。
種まきのときの記事にも書きましたが、イセヒカリは、その名の通り、あの伊勢神宮の神に奉納するお米をつくっている「神田(しんでん)」で発見されたコシヒカリの突然変異種だそうで、コシヒカリよりも背が若干低く茎も太くて、そのおかげで倒れにくく、実際平成元年に伊勢地方を襲った台風の際、コシヒカリはすべて倒れてしまったのに、イセヒカリは倒れなかったそうです。






そしていつもと同じように、軽くレクチャー受けて、準備体操して、稲刈り開始。

稲を刈ったら3つか4つを一束にして藁で結びます。



結ぶのは後回しにして、まずはガンガン刈り取って、並べて置いていきます。




男性陣は、はぜ掛けの準備、先週切って運んでおいた竹を組んでいきます。
長身の人が二人いて助かりました(笑)。









小休止。おやつは。。。。

前夜の記事で紹介したスコーンです。



刈るのが終わると、今度は束にしていきます。



そしてはざ掛け。



そして稲刈り途中ですが、お昼になったので、一ノ木・高野原のおそば屋さんへ。

今回は、いつもの龍胆そばでなく、おとなりの弘法そば。


弘法そばのおそばはおそらく山都一の細さです。すごい。

そして、昼食後は、今や山都の風物詩のひとつ、百姓市へ。
この日が今年度最終日。様々なイベントが行われていました。

ちょうどディジュリドゥ・マリンバ・ベース・ドラムスのコラボバンドが賑やかな演奏を。

キノダンス炸裂!(笑)

最終日、収穫祭ということで振る舞われた芋煮。
サトイモ・ニンジン・ネギ・ゴボウなど山都の冬野菜たっぷりで、いいだし出ててとてもおいしかったです。

続いて餅つきに雑穀王子参戦。もち米はもちろん山都産。

つきたてのおもちも振る舞われました。

私はじゅうねん(エゴマ)ペーストで。チョコレートと間違うかのような風味でした。つきたてだしメッチャ美味しい~。
参加者のみなさんには百姓市に行くことは知らせてなかったので、ある意味サプライズ。
みなさん、こんな片田舎ですごい活気のイベントが開かれていることに驚きを隠せないご様子。
山都の人たちのパワーに感心されてました。
あいかわ百姓市については、ブログ→こちらをクリック

私含めてみなさん、おなかもいっぱい、胸いっぱいで、もう終わった気分でしたが(苦笑)、刈ったイネもまだたっぷり残っており、「結」のメンバーにとっては本来の目的を忘れるわけにはいきません。
気を取り直して、当初のスケジュール通りまたはざ掛けの続きを。



無事、この日の作業終了。みなさん充実感たっぷりのいい表情。一緒に汗をかくことによって生まれる連帯感。

次回の第5回は11月22-23日です。
干し柿づくりとお米、雑穀の脱穀を行います。
過去4回に参加されてなくてももちろん参加可能です。
ご興味ある方、ぜひご参加お待ちしてます。
雑穀おむすびの結その4(1日目) 雑穀収穫 - 2014.10.30 Thu
報告遅くなりましたが、10月25~26日の二日間に渡り、「雑穀おむすびの結その4稲刈り&雑穀収穫」を行いました。
今回は東京・神奈川をはじめ、新しい方々が多数参加。
初日は雑穀の収穫。

まずは「雑穀王子」浅野氏から畑の雑穀の種類の説明。

これはエゴマ。
東南アジア原産で、会津では「ジュウネン」(食べると十年長生きできる、といういわれから)と呼ばれています。
日本では縄文時代早期の遺跡からエゴマの種実が確認されているほど、古くから親しまれているものです。
種子はゴマと同様に、炒ってからすりつぶし、薬味としたり、「エゴマ味噌」などとして食用にされます。
エゴマにはαリノレン酸(アルファリノレン酸)が約60%以上含まれています。この主成分αリノレン酸には油を分解して脂肪を体にたまりにくくする働き、癌になる要因のひとつとされるリノール酸摂取の弊害を抑制する働き、活性化の強いアレルギー・炎症の化学伝達物質(メディエーター)の代謝を抑える働きがあると言われています。
栄養のスーパーマンのような食べ物ですね。



これはシコクビエ。
アフリカ原産。
ヒエはイネ科ヒエ属ですが、シコクビエはヒエ属ではなく野生のオヒシバに近い種類とのこと。
必須アミノ酸がリッチ、ビタミンB類、ミネラルも豊富で、特にカルシウムはアワ、キビ、ヒエの約10倍も含まれています。

ちなみにこれは6月の雑穀おむすびの結その2の夕食で登場した「シコクビエ粉とフルーツジュースのキャラメルブティング、雑穀甘酒クリームつき」。

こちらはアワ。アワには麦や米と混ぜて食べられてきたウルチアワと、もちもちしていてあの柳津名物あわまんじゅうなどの材料となるモチアワがありますが、これはウルチの方。


ウルチアワは東~中央アジア原産。
日本では縄文時代から栽培されていたようです。イネ科の植物で、なじみのある雑草、ネコジャラシが実は野生種。このウルチアワを家に持ち帰ったらウチのネコは熱狂しそうです(笑)。
鉄が白米の約6倍。ビタミンB1は約2.5倍。食物繊維は約7倍。マグネシウムも豊富。すごいですね~。

これがアマランサス。
アマランサスは南米原産で、白米よりカルシウム約30倍、鉄分約50倍、繊維質約8倍を含み、鉄分、そして必須アミノ酸であるリジン、メチオニンなどの含有量が数段上、亜鉛やビタミンB6も豊富という高栄養価穀物です。
色もそうですが、タラコのようなプチプチ感があり、タラコパスタのタラコのかわりにこのアマランサスを使うこともあるそうです。のちほど書きますが、翌日の朝食に登場しました。

これはモチキビ。
東~中央アジア原産。白米の3倍の繊維と2倍のカルシウム、善玉コレステロールの値を高める効果があると言われている良質のタンパク質(きびたんぱく)を含み、リンやカリウム、亜鉛など各種ミネラルも豊富で、とくにビタミンB1、B2が特徴的です。

4月の雑穀おむすびの結その1の夕食に登場した「モチキビのミモザソテー」。
ワカメに炊いたもちキビをからめたものですが、ワカメのシャキシャキともちキビのふんわりモチモチ感が絶妙にマッチ。

同じく雑穀おむすびの結その1の朝食に登場した餃子の具の残りにそば粉とモチキビを混ぜて焼いた「雑穀おやき」。
餃子同様、特製ニラソースをかけて食べると朝から幸せ感いっぱいに。

これがタカキビ。
タカキビはアフリカ原産。
ひときわ背が高く、一見とうもろこしのような茎です。ミネラルを含み、脂肪で食物繊維、たんぱく質も含んでいるのでダイエットに適した食品です。
また、ポリフェノールやそばに含まれるルチンなど高酸化作用や毛細血管を丈夫にして血流をよくしてくれます。
ご飯に一割ほど入れて一緒に炊けば赤飯のような赤紫色になります。また、弾力のある食感や見た目はまるで挽肉のようなので、浅野氏はハンバーグにしたりしてます。

6月の雑穀おむすびその2の夕食に登場したタカキビハンバーグに無農薬有機レタス、天然酵母パンの「タカキビバーガー」。

4月の雑穀おむすびその1の夕食に登場したタカキビをたっぷり入れた手作り餃子。

そして、まず参加者みんなで収穫をしたのがこのタカキビ。

脱穀のときに持ちやすいよう、ある程度の長さで切って収穫します。






干して乾燥させるため、10本くらいづつ麻ひもで束ねていきます。






タカキビのあとはウルチアワの収穫。




こちらもタカキビ同様、束ねていきます。


そしてタカキビとウルチアワを干しに、近くのハウスへ。




再び畑に戻り、本日のラスト、シコクビエの収穫。






作業は日没後、暗くなるまでやりました。



全て干し終わり、初日の作業終了。

いいでのゆで汗を流した後、夕食準備。

カブとヒジキの梅酢マリネ。梅酢とヒジキの相性は最高ですね。そこにカブのシャキシャキ感が。

左から。
ソバの実餃子
山都町産のソバの実が具に入っている餃子です。野菜もすべて山都産、ニラと長ネギ、大根葉、マイタケ、ブナシメジが入っています。皮も国産小麦100%の小麦粉を使って手作りです。
特製のニラソースを付けて食べるんですが、ほーんとうまいんですよね。
中央まん丸で小さい方が、タカキビ入りみそジャガコロッケ。
タカキビとジャガイモのコロッケです。味噌も入っています。
中央手前の俵型のが、サトイモとヒエのコロッケ。
サトイモとヒエとネギを一緒に炊いて、それを具にしたコロッケです。
雑穀王子曰く
「旬のサトイモと、穀物の中で体を温める力が一番強いとされるヒエを使って、寒い時期に嬉しい組み合わせにしました。」
一番右は山都産サツマイモを蒸かしたもの。ホクホク甘くて、美味。

カボチャとリンゴと甘酒のスコーン。
蒸かして潰したカボチャと、角切りリンゴ、手作り雑穀甘酒、菜種油、国産小麦の小麦粉のスコーンです。去年畑で収穫した、もちアワを粉にしたアワ粉も入っています。

タカキビマーボー豆腐。
挽肉感覚で使えるタカキビのマーボー豆腐です。野菜と高キビ、味噌と醤油を使って、肉は入っていません。タカキビには必須アミノ酸も豊富に含まれています。

ホワイトコーンのコーンスープ。
西会津のホワイトコーンを使ったコーンスープです。
このホワイトコーンは生でも食べられて、それだけでデザートになると感じるくらい甘いです。

みなさん、雑穀づくし料理に驚きながら舌鼓。

デザートは豆腐メロンババロア。
西会津のメロンと豆腐を使ったババロアです。
ナチュラルな上品な甘さが最高!


さらに紫芋のスコーン。
山都町で34年、有機農業をされている大江さんの紫芋を使ったスコーン。リンゴとレーズン、菜種油、ゴマ油、ミックスナッツ入り。
雑穀料理にご興味ある方、浅野氏が愛用してるレシピ本は
・「続・野菜だけ?」 ゆみこ著 メタ・ブレーン版
・「野菜だけ?」 ゆみこ著 メタ・ブレーン版
・「つぶつぶ雑穀粉で作るスイーツとパン」 大谷ゆみこ著 学陽書房版
・「未来食の野菜クッキング」 大谷ゆみこ著 主婦の友社版
・「つぶつぶクッキングSTART BOOK」 ゆみこ著 学陽書房版
・「塩料理」 未来食アトリエ・風編著 日本食用塩研究会制作
です。参考までに。
今回は初参加の方が多かったので、恒例の自己紹介はまたロングバージョンに(笑)。
またまた夜遅くまで交流会は続いたのでした。
2日目の模様に続きます~。
今回は東京・神奈川をはじめ、新しい方々が多数参加。
初日は雑穀の収穫。

まずは「雑穀王子」浅野氏から畑の雑穀の種類の説明。

これはエゴマ。
東南アジア原産で、会津では「ジュウネン」(食べると十年長生きできる、といういわれから)と呼ばれています。
日本では縄文時代早期の遺跡からエゴマの種実が確認されているほど、古くから親しまれているものです。
種子はゴマと同様に、炒ってからすりつぶし、薬味としたり、「エゴマ味噌」などとして食用にされます。
エゴマにはαリノレン酸(アルファリノレン酸)が約60%以上含まれています。この主成分αリノレン酸には油を分解して脂肪を体にたまりにくくする働き、癌になる要因のひとつとされるリノール酸摂取の弊害を抑制する働き、活性化の強いアレルギー・炎症の化学伝達物質(メディエーター)の代謝を抑える働きがあると言われています。
栄養のスーパーマンのような食べ物ですね。



これはシコクビエ。
アフリカ原産。
ヒエはイネ科ヒエ属ですが、シコクビエはヒエ属ではなく野生のオヒシバに近い種類とのこと。
必須アミノ酸がリッチ、ビタミンB類、ミネラルも豊富で、特にカルシウムはアワ、キビ、ヒエの約10倍も含まれています。

ちなみにこれは6月の雑穀おむすびの結その2の夕食で登場した「シコクビエ粉とフルーツジュースのキャラメルブティング、雑穀甘酒クリームつき」。

こちらはアワ。アワには麦や米と混ぜて食べられてきたウルチアワと、もちもちしていてあの柳津名物あわまんじゅうなどの材料となるモチアワがありますが、これはウルチの方。


ウルチアワは東~中央アジア原産。
日本では縄文時代から栽培されていたようです。イネ科の植物で、なじみのある雑草、ネコジャラシが実は野生種。このウルチアワを家に持ち帰ったらウチのネコは熱狂しそうです(笑)。
鉄が白米の約6倍。ビタミンB1は約2.5倍。食物繊維は約7倍。マグネシウムも豊富。すごいですね~。

これがアマランサス。
アマランサスは南米原産で、白米よりカルシウム約30倍、鉄分約50倍、繊維質約8倍を含み、鉄分、そして必須アミノ酸であるリジン、メチオニンなどの含有量が数段上、亜鉛やビタミンB6も豊富という高栄養価穀物です。
色もそうですが、タラコのようなプチプチ感があり、タラコパスタのタラコのかわりにこのアマランサスを使うこともあるそうです。のちほど書きますが、翌日の朝食に登場しました。

これはモチキビ。
東~中央アジア原産。白米の3倍の繊維と2倍のカルシウム、善玉コレステロールの値を高める効果があると言われている良質のタンパク質(きびたんぱく)を含み、リンやカリウム、亜鉛など各種ミネラルも豊富で、とくにビタミンB1、B2が特徴的です。

4月の雑穀おむすびの結その1の夕食に登場した「モチキビのミモザソテー」。
ワカメに炊いたもちキビをからめたものですが、ワカメのシャキシャキともちキビのふんわりモチモチ感が絶妙にマッチ。

同じく雑穀おむすびの結その1の朝食に登場した餃子の具の残りにそば粉とモチキビを混ぜて焼いた「雑穀おやき」。
餃子同様、特製ニラソースをかけて食べると朝から幸せ感いっぱいに。

これがタカキビ。
タカキビはアフリカ原産。
ひときわ背が高く、一見とうもろこしのような茎です。ミネラルを含み、脂肪で食物繊維、たんぱく質も含んでいるのでダイエットに適した食品です。
また、ポリフェノールやそばに含まれるルチンなど高酸化作用や毛細血管を丈夫にして血流をよくしてくれます。
ご飯に一割ほど入れて一緒に炊けば赤飯のような赤紫色になります。また、弾力のある食感や見た目はまるで挽肉のようなので、浅野氏はハンバーグにしたりしてます。

6月の雑穀おむすびその2の夕食に登場したタカキビハンバーグに無農薬有機レタス、天然酵母パンの「タカキビバーガー」。

4月の雑穀おむすびその1の夕食に登場したタカキビをたっぷり入れた手作り餃子。

そして、まず参加者みんなで収穫をしたのがこのタカキビ。

脱穀のときに持ちやすいよう、ある程度の長さで切って収穫します。






干して乾燥させるため、10本くらいづつ麻ひもで束ねていきます。






タカキビのあとはウルチアワの収穫。




こちらもタカキビ同様、束ねていきます。


そしてタカキビとウルチアワを干しに、近くのハウスへ。




再び畑に戻り、本日のラスト、シコクビエの収穫。






作業は日没後、暗くなるまでやりました。



全て干し終わり、初日の作業終了。

いいでのゆで汗を流した後、夕食準備。

カブとヒジキの梅酢マリネ。梅酢とヒジキの相性は最高ですね。そこにカブのシャキシャキ感が。

左から。
ソバの実餃子
山都町産のソバの実が具に入っている餃子です。野菜もすべて山都産、ニラと長ネギ、大根葉、マイタケ、ブナシメジが入っています。皮も国産小麦100%の小麦粉を使って手作りです。
特製のニラソースを付けて食べるんですが、ほーんとうまいんですよね。
中央まん丸で小さい方が、タカキビ入りみそジャガコロッケ。
タカキビとジャガイモのコロッケです。味噌も入っています。
中央手前の俵型のが、サトイモとヒエのコロッケ。
サトイモとヒエとネギを一緒に炊いて、それを具にしたコロッケです。
雑穀王子曰く
「旬のサトイモと、穀物の中で体を温める力が一番強いとされるヒエを使って、寒い時期に嬉しい組み合わせにしました。」
一番右は山都産サツマイモを蒸かしたもの。ホクホク甘くて、美味。

カボチャとリンゴと甘酒のスコーン。
蒸かして潰したカボチャと、角切りリンゴ、手作り雑穀甘酒、菜種油、国産小麦の小麦粉のスコーンです。去年畑で収穫した、もちアワを粉にしたアワ粉も入っています。

タカキビマーボー豆腐。
挽肉感覚で使えるタカキビのマーボー豆腐です。野菜と高キビ、味噌と醤油を使って、肉は入っていません。タカキビには必須アミノ酸も豊富に含まれています。

ホワイトコーンのコーンスープ。
西会津のホワイトコーンを使ったコーンスープです。
このホワイトコーンは生でも食べられて、それだけでデザートになると感じるくらい甘いです。

みなさん、雑穀づくし料理に驚きながら舌鼓。

デザートは豆腐メロンババロア。
西会津のメロンと豆腐を使ったババロアです。
ナチュラルな上品な甘さが最高!


さらに紫芋のスコーン。
山都町で34年、有機農業をされている大江さんの紫芋を使ったスコーン。リンゴとレーズン、菜種油、ゴマ油、ミックスナッツ入り。
雑穀料理にご興味ある方、浅野氏が愛用してるレシピ本は
・「続・野菜だけ?」 ゆみこ著 メタ・ブレーン版
・「野菜だけ?」 ゆみこ著 メタ・ブレーン版
・「つぶつぶ雑穀粉で作るスイーツとパン」 大谷ゆみこ著 学陽書房版
・「未来食の野菜クッキング」 大谷ゆみこ著 主婦の友社版
・「つぶつぶクッキングSTART BOOK」 ゆみこ著 学陽書房版
・「塩料理」 未来食アトリエ・風編著 日本食用塩研究会制作
です。参考までに。
今回は初参加の方が多かったので、恒例の自己紹介はまたロングバージョンに(笑)。
またまた夜遅くまで交流会は続いたのでした。
2日目の模様に続きます~。
新そばの季節です。 - 2014.10.30 Thu
先日の山都新そばまつりでも御好評をいただいた山都一ノ木「龍胆(りんどう)そば」から、
「新そばはいりました。おいでがんしょ」
と連絡いただきました。

山都G.T.イベント「雑穀おむすびの結」シリーズでもちょくちょくお世話になってるおそば屋さんです。
以前、このブログで紹介した時の記事→こちらをクリック
店主のまさに「田舎のカアチャン」キヨミさんとのおしゃべり、そしてソバだけでない郷土料理の数々、そのすべてを含めてほっこりした時間をお楽しみください。
飯豊 龍胆(りんどう)そば
喜多方市山都町一ノ木字高野原乙3251
地図は→こちらをクリック
TEL&FAX 0241-39-2318
30席 P8台
11:00~15:00
年中無休ですが、事前に電話連絡していただいたほうがありがたいとのこと。
普段はひとりでやってますので、特に10名以上になる場合は2日前に要予約です。
もちろん、山都の蕎麦屋はほとんどすべて新そばになってます。
どの店も外れ無し!
迷った時は最初に目についたお店に入っても、絶対損はしないと思います。 ぜひ一度お越しください。
「新そばはいりました。おいでがんしょ」
と連絡いただきました。

山都G.T.イベント「雑穀おむすびの結」シリーズでもちょくちょくお世話になってるおそば屋さんです。
以前、このブログで紹介した時の記事→こちらをクリック
店主のまさに「田舎のカアチャン」キヨミさんとのおしゃべり、そしてソバだけでない郷土料理の数々、そのすべてを含めてほっこりした時間をお楽しみください。
飯豊 龍胆(りんどう)そば
喜多方市山都町一ノ木字高野原乙3251
地図は→こちらをクリック
TEL&FAX 0241-39-2318
30席 P8台
11:00~15:00
年中無休ですが、事前に電話連絡していただいたほうがありがたいとのこと。
普段はひとりでやってますので、特に10名以上になる場合は2日前に要予約です。
もちろん、山都の蕎麦屋はほとんどすべて新そばになってます。
どの店も外れ無し!
迷った時は最初に目についたお店に入っても、絶対損はしないと思います。 ぜひ一度お越しください。
続・飯豊山雪化粧 - 2014.10.30 Thu
飯豊山 雪化粧 - 2014.10.29 Wed
11/22-23 雑穀おむすびの結その5 脱穀&干し柿づくり 参加者募集 - 2014.10.28 Tue
雑穀おむすびの結その4の報告はもうしばらくお待ちください。
その前に、次回11月の「その5 脱穀&干し柿づくり」のご案内です。

印刷用PDFは→こちらをクリック
11/22
12:40 山都駅集合 (電車で来られる場合、 11:27 または13:34 山都着)
13:00 千咲原 大豆収穫
15:00 茶房千にて干し柿つくり
17:00 作業終了
17:30 いいでのゆ
18:30 食事つくり
19:30 交流会
黒森山荘泊
11/23
6:30 起床
7:00 朝食
8:00 雑穀とお米の脱穀作業
11:30 作業終了
12:00 昼食
13:00 雑穀とお米の脱穀作業
15:00 作業終了
15:30 山都駅着 解散 若松方面15:40発
既報のとおり、翌24日(月曜祝日)には「飯豊の幸やまとのみそづくり体験」(こちらをクリック)を行います。
よろしければ是非ダブルでご参加いただき、山都を堪能していただけたらと思います。
よろしくお願いいたします。
その前に、次回11月の「その5 脱穀&干し柿づくり」のご案内です。

印刷用PDFは→こちらをクリック
11/22
12:40 山都駅集合 (電車で来られる場合、 11:27 または13:34 山都着)
13:00 千咲原 大豆収穫
15:00 茶房千にて干し柿つくり
17:00 作業終了
17:30 いいでのゆ
18:30 食事つくり
19:30 交流会
黒森山荘泊
11/23
6:30 起床
7:00 朝食
8:00 雑穀とお米の脱穀作業
11:30 作業終了
12:00 昼食
13:00 雑穀とお米の脱穀作業
15:00 作業終了
15:30 山都駅着 解散 若松方面15:40発
既報のとおり、翌24日(月曜祝日)には「飯豊の幸やまとのみそづくり体験」(こちらをクリック)を行います。
よろしければ是非ダブルでご参加いただき、山都を堪能していただけたらと思います。
よろしくお願いいたします。
飯豊大滝の遊歩道の現況確認に行ってきました。 - 2014.10.27 Mon
昨日おとといの「雑穀おむすびの結その4」のご報告をしたいところですが、その前に。。。
依然山都町側からは林道崩落のため行くことができない大滝へ、本日遊歩道の現況確認に行ってきました。
昨年の災害直後の模様は→こちらをクリック
一の橋が流されてしまったのは昨年のブログ記事のとおりですが、その場所と、大滝手前の二股のあたりの今まで左岸から右岸へ石づたいに渡っていたところの大石も流されてしまっていて、二か所は渡渉せねばならず、ジャブジャブ行くか長靴が必要で、今まで以上に増水時には渡るのが厳しいことと、長滝上部の遊歩道がかなり崩れて歩きづらくなっていることが要注意です。
今年行かれる予定の方はそのへんをご注意ください。
なお10月31日をもって飯豊町側から入る大規模林道も閉鎖になります。
紅葉はやはり今年は一週間ほど早いようで、今日の段階でも盛りを過ぎて落葉が始まっていました。




















実は行く時も感じていたのですが、御沢を出て登山道との分かれを過ぎて少し行ったところにある堰堤付近でなんだか硫黄臭い地帯がありました。帰りも感じたので周囲を少し探したらなんと!
こんな場所がありました。

白い沈殿物があり、なめると変な味。
もしかして温泉?

そしてその下流は鉄分の赤い沈殿物。
ちなみに水温は冷たいですが、川の水よりかはぬるいような。。。

遊歩道上にはこんなオブジェ?が。
私にはマッコウクジラの背中にも、大型犬のエアデール・テリアの顔にも見えましたが、いかがでしょうか?
依然山都町側からは林道崩落のため行くことができない大滝へ、本日遊歩道の現況確認に行ってきました。
昨年の災害直後の模様は→こちらをクリック
一の橋が流されてしまったのは昨年のブログ記事のとおりですが、その場所と、大滝手前の二股のあたりの今まで左岸から右岸へ石づたいに渡っていたところの大石も流されてしまっていて、二か所は渡渉せねばならず、ジャブジャブ行くか長靴が必要で、今まで以上に増水時には渡るのが厳しいことと、長滝上部の遊歩道がかなり崩れて歩きづらくなっていることが要注意です。
今年行かれる予定の方はそのへんをご注意ください。
なお10月31日をもって飯豊町側から入る大規模林道も閉鎖になります。
紅葉はやはり今年は一週間ほど早いようで、今日の段階でも盛りを過ぎて落葉が始まっていました。




















実は行く時も感じていたのですが、御沢を出て登山道との分かれを過ぎて少し行ったところにある堰堤付近でなんだか硫黄臭い地帯がありました。帰りも感じたので周囲を少し探したらなんと!
こんな場所がありました。

白い沈殿物があり、なめると変な味。
もしかして温泉?

そしてその下流は鉄分の赤い沈殿物。
ちなみに水温は冷たいですが、川の水よりかはぬるいような。。。

遊歩道上にはこんなオブジェ?が。
私にはマッコウクジラの背中にも、大型犬のエアデール・テリアの顔にも見えましたが、いかがでしょうか?
明日からの雑穀おむすびの結その4の準備~竹切り出し~ - 2014.10.24 Fri
11/24 飯豊の幸「やまとのみそ」づくり体験 参加者募集 - 2014.10.22 Wed
今日は山都は雨・雨・雨ですが、週末の「雑穀おむすびの結その4 稲刈り&雑穀収穫」は好天に恵まれそうでうれしいです。
さて、今年で3年目、すっかり定番となった相原麹店でのみそづくり体験、今年も開催します。
実は当初の11月30日でなく、諸事情により一週前の月曜祝日の11月24日開催となりました。
ご迷惑をおかけして誠に申し訳ありません。
また、11月22~23日は、今週中に発表予定の「雑穀おむすびの結その5 脱穀&干し柿づくり」があります。
よって、みそづくり体験は別イベントながら連続開催になります。
もしご都合つく方はぜひ3日間山都に滞在されて、両方エントリーしていただけるとうれしいです。
(希望者にはオプショナルツアーあり。22日23日は一の戸橋梁のライトアップもあります)
昨年の模様→こちらをクリック
おととしの模様→こちらをクリック

印刷用PDFは→こちらをクリック
日程:
9:30 相原麹店 集合・受付
10:00 みそ座学
資料、実際の機器をもとに、味噌ができる一連の工程の解説 みそ雑学など
11:00 体験(豆をつぶし、麹と塩と水を混ぜてこねる作業など)
12:00 昼食懇親会(みそづくし料理、昨年のみそ食べ比べ)
13:00 塩麹づくり実演
13:30 終了解散
・みそづくりの一連の作業の中で、豆をつぶし、麹と塩と水を混ぜてこねて「仕込みみそ」をつくって樽に入れて熟成させる準備状態までを体験します。
・イベント終了後、できた味噌5.5kgはそのままお持ち帰りいただけます。
・この体験で使用する材料はすべて相原麹店で通常使用しているこだわりの材料と同じものです。
・もちろん添加物、保存料は一切なし!です。
・この日つくった味噌は翌年(27年)の秋に食べることができます。
・今回は大豆1.35kg(乾燥重量)、麹1.5kg(乾燥重量)、塩720g(15%)、水600cc を使ってみそをつくります。浸漬して蒸した状態で大豆重量は倍くらいになりますので、実際は5.5kgくらいのみそが出来ます。
さて、今年で3年目、すっかり定番となった相原麹店でのみそづくり体験、今年も開催します。
実は当初の11月30日でなく、諸事情により一週前の月曜祝日の11月24日開催となりました。
ご迷惑をおかけして誠に申し訳ありません。
また、11月22~23日は、今週中に発表予定の「雑穀おむすびの結その5 脱穀&干し柿づくり」があります。
よって、みそづくり体験は別イベントながら連続開催になります。
もしご都合つく方はぜひ3日間山都に滞在されて、両方エントリーしていただけるとうれしいです。
(希望者にはオプショナルツアーあり。22日23日は一の戸橋梁のライトアップもあります)
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日程:
9:30 相原麹店 集合・受付
10:00 みそ座学
資料、実際の機器をもとに、味噌ができる一連の工程の解説 みそ雑学など
11:00 体験(豆をつぶし、麹と塩と水を混ぜてこねる作業など)
12:00 昼食懇親会(みそづくし料理、昨年のみそ食べ比べ)
13:00 塩麹づくり実演
13:30 終了解散
・みそづくりの一連の作業の中で、豆をつぶし、麹と塩と水を混ぜてこねて「仕込みみそ」をつくって樽に入れて熟成させる準備状態までを体験します。
・イベント終了後、できた味噌5.5kgはそのままお持ち帰りいただけます。
・この体験で使用する材料はすべて相原麹店で通常使用しているこだわりの材料と同じものです。
・もちろん添加物、保存料は一切なし!です。
・この日つくった味噌は翌年(27年)の秋に食べることができます。
・今回は大豆1.35kg(乾燥重量)、麹1.5kg(乾燥重量)、塩720g(15%)、水600cc を使ってみそをつくります。浸漬して蒸した状態で大豆重量は倍くらいになりますので、実際は5.5kgくらいのみそが出来ます。
今日も雑穀収穫 - 2014.10.16 Thu
山都にある会津藩士の墓 - 2014.10.14 Tue
今、高畑ステさんという方が書かれた「会津藩士の実録」という本を読んでいるのですが、これは会津藩若年寄・西郷勇左衛門近潔の実孫である高畑ステさんが近潔の遺稿などをまとめた1冊で、とても興味深い内容です。
近潔(ちかきよ)は西郷家の分家4代目で、幕末は江戸に常に詰めていて、京都守護職在勤時は京都にて藩のために懸命に働いた重役です。
槍術の師範でありながら、歌道に通じ、まさに文武両道を地で行く方だったようです。
また、先日の越後街道ウォークの資料作りの際にも近潔のことはちょこちょこ出てきてたのですが、戊辰戦争が始まると、新発田藩が新政府側に寝返らないように特命をもって新発田に赴きました。
その後、越後口での戦いで指揮をとっていたものの、補佐役のあの秋月悌次郎と意見があわず城へ召喚されたとか。籠城戦では最後まで戦いました。
その近潔のお墓は実は山都町にあります。

5月に開催した「山都六観音ウォーク」でも訪れた、山都町寺内の泉福寺。

そして泉福寺本堂左奥の山側にお墓はあります。

西郷一族の三つの墓が並んでいます。

中央に近潔夫妻の墓。
近潔は開城後、東京の講武所(幕府の武芸訓練所)で謹慎、その後斗南にはいかずに、山都(熊倉のときもあり)で小学校の先生となり晩年を過ごしました。
そして明治29年(1896)、ここ山都寺内で85歳の天寿を全うしました。

左の墓石は近潔の嫡男、西郷刑部一家の墓。
刑部は朱雀寄合二番隊中隊頭で越後口の戦いで活躍。その後若松まで転戦、明治元年(1868)城の南・一ノ堰の戦いで深手を負って戦死。享年30歳。
また、運命の1868年8月23日、西郷頼母の家族21人が自刃した悲劇は有名ですが、この刑部一家も全く同様に母、妻、妹、娘、息子の5人と近潔の姉も含めた9人が同じ日に自刃して散っています。
合掌。

右側は近潔の二男、芥川斗機の墓。
芥川家を嗣いで、斗機と改名、父と同じく山都の小学校の先生に。明治19年没。享年40歳。

墓は長い間風雪にさらされ字も読めないほど壊れていたそうですが、昭和53年に、前述の近潔の実孫、高畑ステの手により、再建されたとのこと。
あまり会津藩の歴史の表舞台には登場してきてない分家西郷家はなじみが薄いかもしれませんが、ここ山都にも幕末・明治を懸命に生きた会津藩士の一族の魂が眠っているのです。
近潔(ちかきよ)は西郷家の分家4代目で、幕末は江戸に常に詰めていて、京都守護職在勤時は京都にて藩のために懸命に働いた重役です。
槍術の師範でありながら、歌道に通じ、まさに文武両道を地で行く方だったようです。
また、先日の越後街道ウォークの資料作りの際にも近潔のことはちょこちょこ出てきてたのですが、戊辰戦争が始まると、新発田藩が新政府側に寝返らないように特命をもって新発田に赴きました。
その後、越後口での戦いで指揮をとっていたものの、補佐役のあの秋月悌次郎と意見があわず城へ召喚されたとか。籠城戦では最後まで戦いました。
その近潔のお墓は実は山都町にあります。

5月に開催した「山都六観音ウォーク」でも訪れた、山都町寺内の泉福寺。

そして泉福寺本堂左奥の山側にお墓はあります。

西郷一族の三つの墓が並んでいます。

中央に近潔夫妻の墓。
近潔は開城後、東京の講武所(幕府の武芸訓練所)で謹慎、その後斗南にはいかずに、山都(熊倉のときもあり)で小学校の先生となり晩年を過ごしました。
そして明治29年(1896)、ここ山都寺内で85歳の天寿を全うしました。

左の墓石は近潔の嫡男、西郷刑部一家の墓。
刑部は朱雀寄合二番隊中隊頭で越後口の戦いで活躍。その後若松まで転戦、明治元年(1868)城の南・一ノ堰の戦いで深手を負って戦死。享年30歳。
また、運命の1868年8月23日、西郷頼母の家族21人が自刃した悲劇は有名ですが、この刑部一家も全く同様に母、妻、妹、娘、息子の5人と近潔の姉も含めた9人が同じ日に自刃して散っています。
合掌。

右側は近潔の二男、芥川斗機の墓。
芥川家を嗣いで、斗機と改名、父と同じく山都の小学校の先生に。明治19年没。享年40歳。

墓は長い間風雪にさらされ字も読めないほど壊れていたそうですが、昭和53年に、前述の近潔の実孫、高畑ステの手により、再建されたとのこと。
あまり会津藩の歴史の表舞台には登場してきてない分家西郷家はなじみが薄いかもしれませんが、ここ山都にも幕末・明治を懸命に生きた会津藩士の一族の魂が眠っているのです。
桐細工体験の参加者から素敵な報告が。 - 2014.10.14 Tue
先月行った山都G.T.イベント「会津北方桐細工体験」→こちらをクリック。
参加された方々から「すっかり気に入って毎日使ってますよー」と、素敵な写真が送られてきました。
ここにご紹介します。

素敵ですねー。赤べこの赤とコスモスのピンク、それに桐の木目が映えますね。


実用的な使い方もいいですね。



会津のお酒もよりおいしく飲めますね(笑)。

これまたオシャレ!!


これはさらに少し細工をして、メガネ掛けにしたそうです。
ピンやメガネのカラフルな感じと桐の色の対比がまたいいですねえ。



曲線がまたいい味となって出ていますね。
参加された方々から「すっかり気に入って毎日使ってますよー」と、素敵な写真が送られてきました。
ここにご紹介します。

素敵ですねー。赤べこの赤とコスモスのピンク、それに桐の木目が映えますね。


実用的な使い方もいいですね。



会津のお酒もよりおいしく飲めますね(笑)。

これまたオシャレ!!


これはさらに少し細工をして、メガネ掛けにしたそうです。
ピンやメガネのカラフルな感じと桐の色の対比がまたいいですねえ。



曲線がまたいい味となって出ていますね。
山都 今昔 - 2014.10.10 Fri
だいぶ前ですが、オークションサイトで古い絵葉書を落札しました。
タイトルは「(岩越線名勝)雪の山都 其二」。

時期は不明ですが、「岩越線」というタイトルを信じると、喜多方駅 ~ 山都駅間 が延伸開業し、山都駅が新設されたのが1910年、そして岩越線が今の磐越西線と改称されたのが1917年なので、1910~1917年ごろの山都ということになります。
また「其二」となっていることからシリーズの存在が考えられるので、他の写真も可能なら見てみたいですね。
ちなみに現在の同じ位置で撮った写真は↓

電柱や電線、右側の建物はだいぶ変わっていますが、道幅や左側の建物は当時のままというのがわかりますね。
今は無いものの、古写真のほうの一番奥に大きな杉?の木があったのが気になります。
続いて一ノ戸橋梁。

現在の同じ場所↓

興味深いのが、一ノ戸川の川の流れが全然違うということ。
現在の河原はかつて田んぼだったのがわかります。
古写真のほうの一番手前が川のようにも見えますし、もしかしたら田んぼの向こう側が本流なのかなとも思えます。
また、特にトラスの下の橋脚の露出部分を比較すると、長い年月で相当堆積して埋まっていることがわかります。
昔と今を同じ場所で比較してみるのはほんと面白いですね。
タイトルは「(岩越線名勝)雪の山都 其二」。

時期は不明ですが、「岩越線」というタイトルを信じると、喜多方駅 ~ 山都駅間 が延伸開業し、山都駅が新設されたのが1910年、そして岩越線が今の磐越西線と改称されたのが1917年なので、1910~1917年ごろの山都ということになります。
また「其二」となっていることからシリーズの存在が考えられるので、他の写真も可能なら見てみたいですね。
ちなみに現在の同じ位置で撮った写真は↓

電柱や電線、右側の建物はだいぶ変わっていますが、道幅や左側の建物は当時のままというのがわかりますね。
今は無いものの、古写真のほうの一番奥に大きな杉?の木があったのが気になります。
続いて一ノ戸橋梁。

現在の同じ場所↓

興味深いのが、一ノ戸川の川の流れが全然違うということ。
現在の河原はかつて田んぼだったのがわかります。
古写真のほうの一番手前が川のようにも見えますし、もしかしたら田んぼの向こう側が本流なのかなとも思えます。
また、特にトラスの下の橋脚の露出部分を比較すると、長い年月で相当堆積して埋まっていることがわかります。
昔と今を同じ場所で比較してみるのはほんと面白いですね。
「山都八景」 発表! - 2014.10.09 Thu
山都には1日中でも眺めていたい素晴らしいビューポイントがたくさんあります。
この2年半もの間G.T.イベントや個人的に山都町内をまわって、山都の誇る絶景をもっとアピールしてみたいとずっと思ってました。
そこで。
山都地区グリーン・ツーリズム推進協議会公認?(というか私堀口の独断ですが。。(苦笑))
「山都八景」をここに発表します。
山都八景
1.一ノ戸橋梁
2.飯豊大滝
3.鏡桜
4.沼ノ平福寿草群生地
5.龍ノ山氷筍洞窟
6.龍ノ山巨石群(イワウチワ群生地)
7.高沢堤
8.牧野そば畑
番外
撫木カタクリ群生地
舟岡からの飯豊山
大平山からの中反集落
山都八景各場所の位置図は→こちらをクリック
(番外3つの位置図は→こちらをクリック)
1.一ノ戸橋梁
JR磐越西線、山都の東側にある一の戸橋梁は、明治43年(1910)に開通し、平成22年(2010)12月15日に完成から100年を迎えました。
完成当初は「東洋一」の規模を誇り、優美で、建築的、文化的価値に優れた橋梁は、経済産業省の「近代化産業遺産」にも指定されています。
磐越西線では「SLばんえつ物語号」と称して、4月~12月くらいまで、土日祝には新潟~会津若松間を1日1往復SLが走るので、この橋は絶好のSL撮影ポイントとして、愛好家でにぎわってます。
そんな一ノ戸橋梁では、大体山都でのイベント開催日にあわせて毎月のようにライトアップを行ってます。
私も何度か見たことありますが、まさに宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を彷彿とさせる幻想的な雰囲気を味わえます。







2.飯豊大滝
飯豊連峰の直下、大白布沢の源流に、3段、60mの大滝があります。
現在は川入から30分の歩きで御沢キャンプ場、そこから1時間半の歩きで大滝に着きます。
それほど険しいわけではありませんが、3か所川を渡らねばならず、増水時は危険ですので、初心者のみで行くのはご遠慮ください。
しかし、一番上部の滝つぼまで降りられ、マイナスイオンを体いっぱいに受けられることうけあい。
7月いっぱいまで雪渓が残り、6月から7月中旬までは雪渓歩きも楽しめます。
また、10月中旬~下旬は燃えるような紅葉に包まれます。




3.鏡桜
福寿草で有名な沼ノ平地区の西のはずれにこの美しい桜の名木はあります。
品種はオオヤマザクラ。
樹齢は100年くらいとそれほど古いわけではありませんが、枝ぶりの見事さ、そして名前の由来となった湖面に映る「逆さ桜」の美しさなどから、近年写真家を中心に人気が高まっています。
また、以前に当ブログでもご紹介した「東北・夢の桜街道~桜の札所八十八ヵ所」(こちらをクリック)の第十四番札所として選ばれています。
鏡桜の詳しい説明は→こちらをクリック
鏡桜の咲く時期は年によって前後一週間くらいばらつきますが、だいたい4月下旬くらいです。開花から満開、そして散るまでがあっという間で(天気いいと4日間くらい)、遠方の方はジャストで観るのがなかなか難しい桜です。



4.沼ノ平福寿草群生地
沼ノ平集落内の約5ヘクタールの敷地に100万株以上の福寿草が咲きみだれる日本最大級の福寿草の群生地です。
3月中旬から4月中旬にかけて、黄金の絨毯を敷きつめたような美しい光景がひろがります。



5.龍ノ山氷筍洞窟
山都北部にある龍ノ山一帯は、今から1億5千万年から2億年前に海底の堆積岩が隆起してできたといわれ、巨石群や洞窟が山域に点在しています。
その洞窟内には、長い年月をかけ限りなくピュアに浄化された水が滴り落ちていて、厳冬期にはその一滴一滴が地上で凍りつき、筍(たけこの)のように成長します。
2メートルを越えるものから小人のようなかわいいものまで、様々な形や大きさの氷筍が立ち並び、ひとつひとつに「いのち」が宿っているようにしか思えない不思議な空間。
鍾乳石と違って、永い年月をかけてできたものではないですが、逆にせいぜい2ヶ月の命、そのはかなさに「究極の美」を感じます。
人類が生まれるはるか昔から、伸びては融け、そびえては崩れ、気の遠くなるような年月そんな営みを繰り返してきた氷筍たち。
身を切るような寒さ、凛と張り詰めた空気の中、洞窟前に佇み、そんな「氷の記憶」にしばし思いを馳せる。。。最高の贅沢です。
道はなく急斜面。行く場合は必ず現地に明るい人とご一緒に。
山都G.T.では毎年2月に氷筍観察イベントを開催しています。



6.龍ノ山巨石群(イワウチワ群生地)
氷筍洞窟のある場所の南東、同じく龍ノ山の近くに、中生代ジュラ紀(1億五千万年~2億年前)の海底の堆積岩が織り成す不思議な空間があります。
それぞれ名前を付けたくなるような奇岩、巨岩が林立し、「胎内くぐり」ができる場所もあります。
また、このあたり一帯は4月下旬にイワウチワが咲き乱れます。





チャート

イワウチワ
7.高沢堤
そばで有名な宮古地区、そば屋が並ぶ集落の少し手前を左折してしばらく行くと、高沢堤に着きます。
磐梯山方面をのぞむ景色もきれいですが、なんといっても中の島のある湖面の雰囲気が最高で、杉林とのマッチングがまるで東山魁夷の絵画のような美しさです。
特に夕方は息をのむような美しさですが、時間帯、季節によって全然違う顔をみせてくれるのでそれも魅力です。
まだその存在はあまり知られてないので、特に写真家の方にはおススメです。
昨年地元の有志で大規模な桜の植樹を行ったので、将来桜の名所にもなるかもです。


8.牧野そば畑
かつては牧場だった場所なので牧野(ぼくや)と呼ばれていますが、現在はそば畑。面積も広く、丘陵地帯でアンジュレーションがあるので、そばの花の白いじゅうたんの絶景が楽しめます。
そばを蒔く時期次第ですが、例年は9月上旬から中旬が花期です。


番外
撫木カタクリ群生地
大規模林道山都線の途中にカタクリの群生地があります。
泣く泣く「番外」とさせていただきましたが、年々花の範囲が拡大しているようで、花期はほんときれいです。
最近は咲く時期になるとポイントポイントにのぼりをたてるので場所はわかるかと思います。
遊歩道の整備も徐々にすすんでいます。
花期はだいたい4月中旬から下旬ですが、その年の雪の状況にもよります。



舟岡からの飯豊山
山都というとすぐ飯豊山!とかえってくるように、飯豊は山都の代名詞的存在ですが、実は近すぎて山都町内では意外と飯豊山が一望できるところは少なかったりします。
町の南の方、この舟岡や千咲原あたりが飯豊山を一望できるいいスポットです。

大平山からの中反集落
大平山(おおだいらやま)は登山道がなく、登るのは雪がついたとき限定なのですが、中腹から眼下に見える中反(なかぞり)集落は、なんだかヨーロッパアルプスのしゃれた村のように見えてとてもきれいです。

ぜひ山都八景完全制覇目指して山都にお越しください。
この2年半もの間G.T.イベントや個人的に山都町内をまわって、山都の誇る絶景をもっとアピールしてみたいとずっと思ってました。
そこで。
山都地区グリーン・ツーリズム推進協議会公認?(というか私堀口の独断ですが。。(苦笑))
「山都八景」をここに発表します。
山都八景
1.一ノ戸橋梁
2.飯豊大滝
3.鏡桜
4.沼ノ平福寿草群生地
5.龍ノ山氷筍洞窟
6.龍ノ山巨石群(イワウチワ群生地)
7.高沢堤
8.牧野そば畑
番外
撫木カタクリ群生地
舟岡からの飯豊山
大平山からの中反集落
山都八景各場所の位置図は→こちらをクリック
(番外3つの位置図は→こちらをクリック)
1.一ノ戸橋梁
JR磐越西線、山都の東側にある一の戸橋梁は、明治43年(1910)に開通し、平成22年(2010)12月15日に完成から100年を迎えました。
完成当初は「東洋一」の規模を誇り、優美で、建築的、文化的価値に優れた橋梁は、経済産業省の「近代化産業遺産」にも指定されています。
磐越西線では「SLばんえつ物語号」と称して、4月~12月くらいまで、土日祝には新潟~会津若松間を1日1往復SLが走るので、この橋は絶好のSL撮影ポイントとして、愛好家でにぎわってます。
そんな一ノ戸橋梁では、大体山都でのイベント開催日にあわせて毎月のようにライトアップを行ってます。
私も何度か見たことありますが、まさに宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を彷彿とさせる幻想的な雰囲気を味わえます。







2.飯豊大滝
飯豊連峰の直下、大白布沢の源流に、3段、60mの大滝があります。
現在は川入から30分の歩きで御沢キャンプ場、そこから1時間半の歩きで大滝に着きます。
それほど険しいわけではありませんが、3か所川を渡らねばならず、増水時は危険ですので、初心者のみで行くのはご遠慮ください。
しかし、一番上部の滝つぼまで降りられ、マイナスイオンを体いっぱいに受けられることうけあい。
7月いっぱいまで雪渓が残り、6月から7月中旬までは雪渓歩きも楽しめます。
また、10月中旬~下旬は燃えるような紅葉に包まれます。




3.鏡桜
福寿草で有名な沼ノ平地区の西のはずれにこの美しい桜の名木はあります。
品種はオオヤマザクラ。
樹齢は100年くらいとそれほど古いわけではありませんが、枝ぶりの見事さ、そして名前の由来となった湖面に映る「逆さ桜」の美しさなどから、近年写真家を中心に人気が高まっています。
また、以前に当ブログでもご紹介した「東北・夢の桜街道~桜の札所八十八ヵ所」(こちらをクリック)の第十四番札所として選ばれています。
鏡桜の詳しい説明は→こちらをクリック
鏡桜の咲く時期は年によって前後一週間くらいばらつきますが、だいたい4月下旬くらいです。開花から満開、そして散るまでがあっという間で(天気いいと4日間くらい)、遠方の方はジャストで観るのがなかなか難しい桜です。



4.沼ノ平福寿草群生地
沼ノ平集落内の約5ヘクタールの敷地に100万株以上の福寿草が咲きみだれる日本最大級の福寿草の群生地です。
3月中旬から4月中旬にかけて、黄金の絨毯を敷きつめたような美しい光景がひろがります。



5.龍ノ山氷筍洞窟
山都北部にある龍ノ山一帯は、今から1億5千万年から2億年前に海底の堆積岩が隆起してできたといわれ、巨石群や洞窟が山域に点在しています。
その洞窟内には、長い年月をかけ限りなくピュアに浄化された水が滴り落ちていて、厳冬期にはその一滴一滴が地上で凍りつき、筍(たけこの)のように成長します。
2メートルを越えるものから小人のようなかわいいものまで、様々な形や大きさの氷筍が立ち並び、ひとつひとつに「いのち」が宿っているようにしか思えない不思議な空間。
鍾乳石と違って、永い年月をかけてできたものではないですが、逆にせいぜい2ヶ月の命、そのはかなさに「究極の美」を感じます。
人類が生まれるはるか昔から、伸びては融け、そびえては崩れ、気の遠くなるような年月そんな営みを繰り返してきた氷筍たち。
身を切るような寒さ、凛と張り詰めた空気の中、洞窟前に佇み、そんな「氷の記憶」にしばし思いを馳せる。。。最高の贅沢です。
道はなく急斜面。行く場合は必ず現地に明るい人とご一緒に。
山都G.T.では毎年2月に氷筍観察イベントを開催しています。



6.龍ノ山巨石群(イワウチワ群生地)
氷筍洞窟のある場所の南東、同じく龍ノ山の近くに、中生代ジュラ紀(1億五千万年~2億年前)の海底の堆積岩が織り成す不思議な空間があります。
それぞれ名前を付けたくなるような奇岩、巨岩が林立し、「胎内くぐり」ができる場所もあります。
また、このあたり一帯は4月下旬にイワウチワが咲き乱れます。





チャート

イワウチワ
7.高沢堤
そばで有名な宮古地区、そば屋が並ぶ集落の少し手前を左折してしばらく行くと、高沢堤に着きます。
磐梯山方面をのぞむ景色もきれいですが、なんといっても中の島のある湖面の雰囲気が最高で、杉林とのマッチングがまるで東山魁夷の絵画のような美しさです。
特に夕方は息をのむような美しさですが、時間帯、季節によって全然違う顔をみせてくれるのでそれも魅力です。
まだその存在はあまり知られてないので、特に写真家の方にはおススメです。
昨年地元の有志で大規模な桜の植樹を行ったので、将来桜の名所にもなるかもです。


8.牧野そば畑
かつては牧場だった場所なので牧野(ぼくや)と呼ばれていますが、現在はそば畑。面積も広く、丘陵地帯でアンジュレーションがあるので、そばの花の白いじゅうたんの絶景が楽しめます。
そばを蒔く時期次第ですが、例年は9月上旬から中旬が花期です。


番外
撫木カタクリ群生地
大規模林道山都線の途中にカタクリの群生地があります。
泣く泣く「番外」とさせていただきましたが、年々花の範囲が拡大しているようで、花期はほんときれいです。
最近は咲く時期になるとポイントポイントにのぼりをたてるので場所はわかるかと思います。
遊歩道の整備も徐々にすすんでいます。
花期はだいたい4月中旬から下旬ですが、その年の雪の状況にもよります。



舟岡からの飯豊山
山都というとすぐ飯豊山!とかえってくるように、飯豊は山都の代名詞的存在ですが、実は近すぎて山都町内では意外と飯豊山が一望できるところは少なかったりします。
町の南の方、この舟岡や千咲原あたりが飯豊山を一望できるいいスポットです。

大平山からの中反集落
大平山(おおだいらやま)は登山道がなく、登るのは雪がついたとき限定なのですが、中腹から眼下に見える中反(なかぞり)集落は、なんだかヨーロッパアルプスのしゃれた村のように見えてとてもきれいです。

ぜひ山都八景完全制覇目指して山都にお越しください。
雑穀収穫 - 2014.10.08 Wed
「雑穀おむすびの結」の雑穀畑で、一部の収穫作業をやってきました。

この赤いのはアマランサス。

色もそうですが、タラコのようなプチプチ感があり、タラコパスタのタラコのかわりにこのアマランサスを使うこともあるそうです。
楽しみですね。

アマランサスのとなりはシコクビエ。

かなりいい感じで実っています。

このシコクビエはじめ、雑穀の栽培が敬遠される理由のひとつとして、一斉に実らず、いっぺんに収穫できないことがあげられます。同じ株なのにこのような差が。

これはウルチアワ。

ウルチアワも生育好調。

昨年はこの左の手に持ってるくらいしか育たなかったそうで、確かに今年は素晴らしいですね。

そしてひときわ背が高く、トウモロコシかと思うような茎は、タカキビ。



タカキビのとなりのお米のような感じのはモチキビ。

このモチキビを今日は収穫しました。



干すためにつるすのと、足踏み式脱穀機で脱穀するのを考慮して、ある程度の長さを保ち、刈り取ります。



刈ったものを10本程度で束ねていきます。





こんな感じで吊して干します。
今月の雑穀おむすびの結その4ではシコクビエの収穫、そしてお米の稲刈りが主な作業となりますが、他のも少しづつ収穫を体験できる予定です。
さあ、今日は皆既月食。
今のところ会津は快晴、ばっちり観れそうですね。

この赤いのはアマランサス。

色もそうですが、タラコのようなプチプチ感があり、タラコパスタのタラコのかわりにこのアマランサスを使うこともあるそうです。
楽しみですね。

アマランサスのとなりはシコクビエ。

かなりいい感じで実っています。

このシコクビエはじめ、雑穀の栽培が敬遠される理由のひとつとして、一斉に実らず、いっぺんに収穫できないことがあげられます。同じ株なのにこのような差が。

これはウルチアワ。

ウルチアワも生育好調。

昨年はこの左の手に持ってるくらいしか育たなかったそうで、確かに今年は素晴らしいですね。

そしてひときわ背が高く、トウモロコシかと思うような茎は、タカキビ。



タカキビのとなりのお米のような感じのはモチキビ。

このモチキビを今日は収穫しました。



干すためにつるすのと、足踏み式脱穀機で脱穀するのを考慮して、ある程度の長さを保ち、刈り取ります。



刈ったものを10本程度で束ねていきます。





こんな感じで吊して干します。
今月の雑穀おむすびの結その4ではシコクビエの収穫、そしてお米の稲刈りが主な作業となりますが、他のも少しづつ収穫を体験できる予定です。
さあ、今日は皆既月食。
今のところ会津は快晴、ばっちり観れそうですね。
今年もお米の全袋検査、やってます。 - 2014.10.06 Mon
今年も福島県産のお米は全て放射性物質の検査が行われています。
昨年山都G.T.の稲作体験でお世話になった平野氏のお米も土曜日に全袋検査を行いました。







結果はすべて検出限界値以下。
平野さんのお米は毎年食味試験で87~89という高得点を出す、とってもおいしいお米なのです。
詳しくは→こちらをクリック
私は昼も毎日おにぎり握っていって食べてます。
炊き立てはもちろん最高ですが、おにぎり等にして冷めてからこそ違いを実感できます。
今年も近日中に新米を味わえるのが楽しみです。
平野さんのが突出しているわけでなく、会津のお米はどこも本当においしいです。
もちろん福島県産のお米はすべてが検査をパスしたものだけが流通しますので、安心してご賞味ください。
いよいよ新米の季節です!
昨年山都G.T.の稲作体験でお世話になった平野氏のお米も土曜日に全袋検査を行いました。







結果はすべて検出限界値以下。
平野さんのお米は毎年食味試験で87~89という高得点を出す、とってもおいしいお米なのです。
詳しくは→こちらをクリック
私は昼も毎日おにぎり握っていって食べてます。
炊き立てはもちろん最高ですが、おにぎり等にして冷めてからこそ違いを実感できます。
今年も近日中に新米を味わえるのが楽しみです。
平野さんのが突出しているわけでなく、会津のお米はどこも本当においしいです。
もちろん福島県産のお米はすべてが検査をパスしたものだけが流通しますので、安心してご賞味ください。
いよいよ新米の季節です!
アンのお茶会 in 茶房千 - 2014.10.03 Fri
今日の記事は久々に山都のお店シリーズです。

山都の「ほっこりのんびりスポット」、茶房千(こちらをクリック)。

実はおととい10月1日からはじまった「Book!Book!AIZU(こちらをクリック)」というイベントがありまして、今会津の各地で一箱古本市や各種イベントが行われています(13日まで)。


その「Book!Book!AIZU」の期間中、茶房千では赤毛のアンにちなんだオリジナルメニューが登場。
イベント共催企画はこちらをクリック

期間中毎日あります「アンのお茶会」430円~
あの有名なエピソードのいちご水としょうが入りビスケット。他に果物入りケーキもチョイスできるとか。
ダイアナを初めてお茶に招いた時、アンが用意したのはこのイチゴ水とクッキー、フルーツケーキ、そしてさくらんぼの砂糖漬けなどでした。
しかし、イチゴ水と思ってたのは実は葡萄酒で、ダイアナを泥酔させてしまって大問題になるあの愉快なエピソードです(笑)。


そして11日~13日の3日間だけは「アンのピクニック」1290円登場。
「サンドイッチ、おじゃがのクリーム煮、玉ねぎのクリームスープ など」
ピクニックについてもアンらしさ満載の重要なエピソードがいっぱい。
アイスクリームを食べたことないアンが、ダイアナに聞いて、その味を一生懸命想像して、楽しんで、でも「想像力が及ばない」と嘆きます。
アイスひとつに想いを馳せていろいろ想像すること、何でもある今の時代に生きる我々は、そんな類いの楽しみを味わえないなんて実は不幸かも、って。
アンは言います。「天気が悪くなって、このピクニックに行けなくなったとしたら、もし、その後に100回ピクニックに行けたとしても、このピクニックに行けなかったことの代わりにはならない」。
そこまで思い詰めるか、といつも私は笑ってしまいます(笑)。
そんなアンにマリラは「あんたは物事を思い詰めすぎ。そんなに思ったら一生の間にどのくらいがっかりするかわからない」と忠告します。
でもそれに対しアンは「何かを楽しみに待つのは、そのうれしさの半分を占める」と返します。
幼いながらも当時の私は「なるほど」と思い、以降これは今でも結構実践してるかも。

あとはマリラのブローチ事件など、ピクニックひとつとってもいろんなエピソードがあって、そんなことを思い出しながら、このメニューを味わえるのは、アンファンなら堪りませんね(笑)。

ここまで書いてきてもうみなさんおわかりかと思いますが(苦笑)、私は恥ずかしながら赤毛のアンシリーズの大ファンでして、モンゴメリと宮沢賢治で育ったといっても過言ではありません。

大した数ではないのですが、私のアンに関する蔵書もイベントの一環として展示してもらってます。
茶房千の通常メニューもとってもおいしいので、特にアンファンは13日まで、ぜひ山都・茶房千へお越しください。
茶房 千
〒969-4122
福島県喜多方市山都町木曽525
TEL 0241-38-2272

山都の「ほっこりのんびりスポット」、茶房千(こちらをクリック)。

実はおととい10月1日からはじまった「Book!Book!AIZU(こちらをクリック)」というイベントがありまして、今会津の各地で一箱古本市や各種イベントが行われています(13日まで)。


その「Book!Book!AIZU」の期間中、茶房千では赤毛のアンにちなんだオリジナルメニューが登場。
イベント共催企画はこちらをクリック

期間中毎日あります「アンのお茶会」430円~
あの有名なエピソードのいちご水としょうが入りビスケット。他に果物入りケーキもチョイスできるとか。
ダイアナを初めてお茶に招いた時、アンが用意したのはこのイチゴ水とクッキー、フルーツケーキ、そしてさくらんぼの砂糖漬けなどでした。
しかし、イチゴ水と思ってたのは実は葡萄酒で、ダイアナを泥酔させてしまって大問題になるあの愉快なエピソードです(笑)。


そして11日~13日の3日間だけは「アンのピクニック」1290円登場。
「サンドイッチ、おじゃがのクリーム煮、玉ねぎのクリームスープ など」
ピクニックについてもアンらしさ満載の重要なエピソードがいっぱい。
アイスクリームを食べたことないアンが、ダイアナに聞いて、その味を一生懸命想像して、楽しんで、でも「想像力が及ばない」と嘆きます。
アイスひとつに想いを馳せていろいろ想像すること、何でもある今の時代に生きる我々は、そんな類いの楽しみを味わえないなんて実は不幸かも、って。
アンは言います。「天気が悪くなって、このピクニックに行けなくなったとしたら、もし、その後に100回ピクニックに行けたとしても、このピクニックに行けなかったことの代わりにはならない」。
そこまで思い詰めるか、といつも私は笑ってしまいます(笑)。
そんなアンにマリラは「あんたは物事を思い詰めすぎ。そんなに思ったら一生の間にどのくらいがっかりするかわからない」と忠告します。
でもそれに対しアンは「何かを楽しみに待つのは、そのうれしさの半分を占める」と返します。
幼いながらも当時の私は「なるほど」と思い、以降これは今でも結構実践してるかも。

あとはマリラのブローチ事件など、ピクニックひとつとってもいろんなエピソードがあって、そんなことを思い出しながら、このメニューを味わえるのは、アンファンなら堪りませんね(笑)。

ここまで書いてきてもうみなさんおわかりかと思いますが(苦笑)、私は恥ずかしながら赤毛のアンシリーズの大ファンでして、モンゴメリと宮沢賢治で育ったといっても過言ではありません。

大した数ではないのですが、私のアンに関する蔵書もイベントの一環として展示してもらってます。
茶房千の通常メニューもとってもおいしいので、特にアンファンは13日まで、ぜひ山都・茶房千へお越しください。
茶房 千
〒969-4122
福島県喜多方市山都町木曽525
TEL 0241-38-2272
貴重な記録「山都の高齢者回想録」 - 2014.10.02 Thu
10月に入りH26年度もついに折り返し地点を通過し、後半戦に入りましたが、私の立てたG.T.年間スケジュールは前半に内容・量ともに偏っていて、特に越後街道ウォークが終わった今、なんだか2/3から3/4が終わったイメージでいます。
でも脱力して呆けてばかりもいられず、少し自分にゆとりができたので、暇をみつけてこの2年半の集大成として、山都についていろいろまとめていけたらな、なんて今考えています(といってもイベントはしっかりあるので結局やれないかもしれませんが。。。)。
実はその一環として、ちょこちょこと山都のお年寄りの方々にいろんな昔話を聞いたりしてたのですが、なんと!平成22年に山都地区老人クラブでまとめられたこんな素敵な本をお借りしました。↓






古い写真もとても興味深かったですが、なんといっても本文の山都の大先輩の方々が書かれた寄稿文の内容の濃いこと。
太平洋戦争の記憶から戊辰の役の言い伝え、お祭り、昔の結婚式、農法、飯豊参りなど、貴重な山都の昔がわかる、まさに「こんな本が読みたかった!」って私が思っていた内容です。
まだ発行から4年しかたっていないので、ご存命の方がかなり多くいらっしゃると思うので、中身をしっかり読んでからぜひお会いしてナマの話をうかがいたいと思ってます。
でも脱力して呆けてばかりもいられず、少し自分にゆとりができたので、暇をみつけてこの2年半の集大成として、山都についていろいろまとめていけたらな、なんて今考えています(といってもイベントはしっかりあるので結局やれないかもしれませんが。。。)。
実はその一環として、ちょこちょこと山都のお年寄りの方々にいろんな昔話を聞いたりしてたのですが、なんと!平成22年に山都地区老人クラブでまとめられたこんな素敵な本をお借りしました。↓






古い写真もとても興味深かったですが、なんといっても本文の山都の大先輩の方々が書かれた寄稿文の内容の濃いこと。
太平洋戦争の記憶から戊辰の役の言い伝え、お祭り、昔の結婚式、農法、飯豊参りなど、貴重な山都の昔がわかる、まさに「こんな本が読みたかった!」って私が思っていた内容です。
まだ発行から4年しかたっていないので、ご存命の方がかなり多くいらっしゃると思うので、中身をしっかり読んでからぜひお会いしてナマの話をうかがいたいと思ってます。