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2018-06

「蛇石」にまつわる伝説と白鳥姫 - 2013.08.29 Thu

以前、5月末にパワースポットとしてを紹介しました「蛇石」(こちらをクリック)。
そのとき「この岩にまつわる何か伝説や民話が残っていないか、今調べています」としていましたが、ひとつ伝説を入手しました。

大同年間(806年~810年)、磐梯山が大爆発し、天地が鳴動し、人々を恐怖のどん底におとしいれました。
そこに弘法大師が登場、祈念して噴火の元凶となった大蛇を追い払い、その場をおさめました。
しかし追放された大蛇は死んだわけでなく、今度は逃げてきた高郷の地で、山を崩し、川をせきとめ、田畑をつぶし、多くの人命を奪うという悪事の限りを尽していました。

これを聞いた弘法大師は今度は高郷に来て、大きな数珠で大蛇を縛り、沼に沈めたそうです。
大蛇はもがき抵抗し、唸り声とともに熱気を噴き出し、3日後には沼の水は干しあがってしまいました。

しかし、その時大蛇はすでに石と化していたそうです。
それがこの「蛇石」というわけですね。

ちなみにかつて沼だったこの蛇石のある場所を田んぼにしたら、一坪から五合のコメがとれたとか。そのため、この蛇石がある場所には「五合田」という地名が残っています。
IMG_4111.jpg


高郷も山都と同じく伝説の宝庫です。
もうひとつ、「三方(みかた)」という地区にちょっと悲しい伝説のある沼があります。
三方の名の由来は、八幡太郎義家公が前九年の役の際、このへんを通るときに敵襲に苦戦したところを「味方」したところから付いたという説もありますが、水をたたえた潟(かた)が三つあったからという説もあります。
その通り、今はひとつだけになってしまってますが、かつては三つの沼があったそうです。

その三つの沼は仲の良い兄弟でした。
日光に「戦場ヶ原」という有名な観光地がありますが、その名の由来となった日光・男体山と群馬・赤城山の戦いの際、日光から中禅寺湖の申し子であるこの兄弟沼たちにも応援にきてくれとの依頼がありました。
二男と三男沼は日光へ加勢、しかし長男沼は赤城山の姫を嫁にもらっていたため、赤城山につくことになりました。

果たして、戦場ヶ原で行われた激戦は日光の勝利となり、弟たちは褒美をもらって会津に帰ってきましたが、長男沼は帰ってきませんでした。戦死していたのです。

悲しみに包まれた姫は白鳥となり、長男沼に降り立ち毎日泣いていたそうです。
そこに、日光の神様から白鳥になった姫を捕まえて差し出せとの命令が。
弟沼たちは涙ながらに命令に従うことになりました。

今まさに捕えようとしたした瞬間、白鳥姫はまっさかさまに凍った沼に突き刺さり命をたちました。

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やがて春になり、氷は融け、湖面に見慣れない植物が芽吹きだしました。
葉のかげから純白の花が。
蓮の花でした。

また、沼には水草も生えるようになりました。
ジュンサイでした。

村の人々は、姫が白鳥となり、体が蓮の花、羽毛がジュンサイとなったと信じています。


「こんにひとつ さげもうした」
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