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2018-06

喜多方市下町北部 御大般若 - 2015.01.21 Wed

毎年1月19日に行われている喜多方市の下町(しもちょう)北部の御大般若(おだいはんにゃ)に参加させていただきました。

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まずは寺町にある天台宗龍現寺から大般若経600巻の入ったつづらをかついで地区をまわります。

龍現寺は喜多方の数ある寺の中でも特に興味深いお寺で、明治元年までは「龍蔵院」という修験道の一院で、山号が「愛宕山」ということからもわかるように隣接する愛宕神社の宮司も務めてきたそうですが、明治新政府が出した神仏分離令によって、修験道そして愛宕権現が廃されたために「龍蔵院」を閉鎖、若松の常光寺の末寺として天台宗の一寺となったそうです。
そのためご本尊の薬師如来とともに、愛宕権現の本地仏である勝軍地蔵尊も安置されているとか。
ここ龍現寺のように廃仏毀釈を乗り越えて現在でも愛宕権現を祀る寺院は全国でも数えるほどしかありません。

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あの西遊記とかでおなじみの三蔵法師がインドから持ち帰った「大般若経」は600巻からなり、つづらひとつに100巻納められています。
当然ずっしりと重かったです(苦笑)。

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ホラ貝を吹く先導の後を一列に並んで(つづらの順番も重要)、祭事を行う蔵へ直行せず、無病息災と家内安全を願いながら地区内をぐるっと一回りします。

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無事届けられました。
住職さんの到着を待ちます。

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ホラ貝、ちょっと吹かせてもらいましたが、予想通り難しい(苦笑)。
でも口のはしっこに持って行って吹くというコツを習ったら、少し音が出るようになりました。

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住職さんはお二人お見えになりました。
この方は大学の講師もやっておられるとかで、この御大般若について、とてもわかりやすく解説してくださり、興味深い話に思わず聞き入ってしまいました。

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そしていよいよ開始です。

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大般若経(正式には大般若波羅蜜多経)は600冊、そのすべてをやるのですが、もちろん全部読んでいたらいつまでたっても終わらないので、バサバサーとやって読んだことにします(これを転読というそうです)。
実はこの「バサバサー」が重要で、それによって風がおきると、それに乗ってお経の文字が空気中に飛んでいくんだそうです。
それを浴びれば悪霊退散、ご利益間違いなし。
さらにそれを吸い込んだ我々が違う場所に行って呼吸すればそこでまたご利益拡散。
ちなみに「どんなご利益が?」とよく尋ねられるそうですが、なんと!この大般若は万能なんだとのこと。

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お二人で3箱づつ、一度に10巻を転読していく感じでした。
途中途中で「さいしょうじょーじゅー!(と私には聞こえました)」と高い声で伸ばすのが印象的で、そこだけ心の中でマネしてました。
文字が飛んでいくのが見えたような気が(笑)。



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この経典は三蔵法師が長安からインドを旅し、16年かけて持ち帰り、そして漢文の翻訳に4年かかったと言われています。
そして翻訳が完了した翌年に三蔵法師は亡くなっています。命を懸けた最後の大事業、遺作だったわけですね。
バラバラやるだけといってもなにせ600巻、かなりの時間を要していましたが、そんな三蔵法師の想いをイメージしていたらあっという間に終わりがきました。

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そしてまた、(今度は直行で)龍現寺へ経典を返しに行きました。
運んでいるさなか、私は感じていました。肩に食い込むこの重さが、「歴史」そして「想い」の重さなんだと。

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迎えてくださった住職さんは「運んだ方々にはきっとさらなるご利益あります」と。

そして、ここが重要。
始まる前にご利益は万能とおっしゃってましたが、その中でも特にご利益あるのは。。。なんと「貧乏」に対してだとか(笑)。

ありがたい。ぜひ私にもご利益あらんことを。


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